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「ミスさえなければ」とお別れする実践的対策その①

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「ケアレスミスさえなければテストの点数がもっと伸びるのですが・・・」

といったお悩みをお持ちのお母さん、お父さんは多いと思います。テストが返ってきて、直しをさせてみると正解、という問題が多くあり、なんとも残念な思いをしている。
「本当は正解できたはずなのに、もったいない・・・。」そんなお悩みと、どこかでお別れしたものですね。
今回は、ミスの原因と対策について、まとめてみました。

その「ミス」は本当にミスなのか

冒頭にお伝えしたように、テストで間違っていたけど、直しのときにはできる問題があります。
そんなときお母さん、お父さんは、ほんとうはできた(はずの)問題で失点してもったいない、と残念に思うのですが、その問題はほんとうに「ほんとうはできた」問題だったのか。まずはその確認が必要です。

ちょっと極端な例ですが、たとえば九九の一部にあやふやな部分があるお子さんがいます。
いつも間違えるわけではないのですが、何回、何十回に一度間違うことがある。
テストではその「何十回に一度」が出るときあるし、出ないときもある。
だからテストでは間違ったけど、直しのときはちゃんとできる。そんな結果になるのです。

九九に限らず、計算の手順などのうろ覚えやあやふや記憶などが原因となって、かなりの点数を失っているお子さんは、少なからずいます。


「あやふや計算」への対策は

計算ミスの原因を突き止めるとき、もっとも役立つのは計算用紙です。
塾によって、テストで計算用紙が配布される場合と、そうでない場合がありますが、計算用紙がない場合は、問題用紙の余白に残された計算が手がかりとなります。

かけ算の「あやふや計算」は、かけ算の筆算以外にもわり算の筆算でも発見することができます(筆算で商を立てたあとはかけ算、ひき算の作業なので、ひき算の正確さもチェックすることができますね)。

「あやふや計算」が見つかったら、その対策です。「あやふや計算」の原因の多くは間違った記憶なので、間違いを見つけたときに覚え直すという作業が唯一の対策です。
九九にあやふやな部分がある場合は、実際の計算のときに「その周辺の計算」まで思い出すのが効果的です。

たとえば「7×8=56」が稀に「7×8=54」になってしまう、というお子さんがいるとします。
その場合、「7×8」を暗算する際に「7×7=49」「7×8=56」「7×9=63」のように「流れ」を思い出すという方法です。

その他の計算ミスで多いのは、やはり繰り上がりや繰り下がりです。
このミスの多くは、繰り上がり・繰り下がりの数字を書かない、書かずに何が繰り上がったか、繰り下がってどうなったかを忘れる、といったものです。
書かないから間違うのであって、きちんと書く作業をおこなうことが特効薬になります。
高学年になると繰り上がり、繰り下がりの数字は書かず、記憶を頼りにするようになりますが、ミスが多いのであれば、もう一度繰り上がりや繰り下がりの数字を書くスタイルに戻すことも有効な方法です。



さて、今回は計算ミスに注目して、その対策について考える記事その1でしたが、いかがでしたでしょうか。
「ケアレスミス」にも様々な種類があり、それぞれに対処の方法があります。
次回の記事では「字が乱雑で自分の書いた字を見間違う」というテーマについてお話しします。

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