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低学年で始めたい「高学年で役立つ勉強のコツ」

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学校でも塾でも、学年が上がるにつれて学習内容は高度になっていきます。
考え方や解き方が複雑になっていくわけですが、それ以前、特に低学年のうちに身につけておけば、高学年になったときにも役立つ、勉強のコツのようなものを、ここでは考えてみたいと思います。


高学年で役立つ勉強のコツ① 数え上げる経験を積んでおく

数の性質や場合の数といった単元で、数え出している間に決まりのようなものがわかり、あとは計算して問題が解けた、ということは多いと思います。速く、正確に数え出すことができるということは、決まりを見つけたり、その後の作業を楽にするということにつながります。

逆に、算数が苦手なお子さんは、せっかく正しい取り組みで問題を解き始めたにもかかわらず、数え出しの時点で間違ってしまうために規則性が見つからず、結局計算で解く方法がわからない、となりがちなのです。

ぜひ低学年のうちに、速く、正しく数え出す練習を積んでおきましょう。

A,B,C,D,Eの5つから、2つを選び出す場合、どのような順序で選び出せば速く、正確に、抜け漏れやダブりなく数えられるか。

「A,B B,C D,E・・・」といった具合に脈絡なく数えていないか。

たとえば抜け漏れなく数えるなら、

(A,B)(A,C)(A,D)(A,E)
と、まずAと何かの組合せをすべて数え、次に
(B,C)(B,D)(B,E)
と、次にBと何かを組み合わせたもの、そして
(C,D)(C,E)
(D,E)

と順に数える工夫などがありますね。
ここまで書くと、「4+3+2+1」と計算できるんだな、とお子さんは気付きます。

数え出す練習は、高学年になっても効果的です。場合の数や規則性の問題が苦手、という場合はチェックしてみてください。


高学年で役立つ勉強のコツ② 因果関係で暗記・理解する習慣をつける

低学年の間はあまり負担になりませんが、高学年になってお子さんたちを苦しめるのが、理科や社会などの暗記です。

暗記で苦しむお子さんには、

「丸暗記しようとしている」

という共通点があります。

たとえば社会で「扇状地には果樹園が多い」ということを習います。これにはちゃんと理由があります。扇状地とは、川が山地から平野部に出るところにできるおうぎ形の地形ですが、山間の急な流れで運ばれてきた粒の大きな小石が、平地で流れが緩やかになった部分につもり、結果として水はけがよい地形となるのです。

で、なぜそこに果樹園ができるのか。果物は水はけが悪いと根が腐ってしまうものも多く、結果として水田に向かない水はけがよい扇状地が、果樹園に向いているのです。

この理由の理解が曖昧なまま「扇状地=果樹園」と丸暗記しても、その知識は長続きしません。暗記を得意にする方法の1つは「◯◯だから□□」といったふうに因果関係でものごとを覚える習慣をつけることです。


高学年で役立つ勉強のコツ③ 今の学年のちょっと上の言葉を覚える

中学受験の国語では、子どもがふだんあまり使わないような言葉がたくさん出てきます。
また、高学年になると文章の内容もふだん子どもたちが接することがないテーマのものが多くなります。離別や恋愛などをテーマにしたものなどです。

低学年のうちから、知らない言葉、初めて出会う言葉が出てきたときに、それが具体的にどのようなときに使われる言葉なのか、その言葉のイメージを掴む習慣をつけておきたいものです。

たとえば「後ろめたい」という言葉が出てきたとします。辞書で調べてみると「自分にやましいところがあって、気がとがめる」とあります。「やましい」「気がとがめる」どちらも低学年のお子さんには難しい言葉です。だからお母さんが、具体的に言葉が使われるシチュエーションを言ってあげるのです。

「たとえば友達といっしょにいたずらして、それで友達だけが叱られたのに、あなたはばれなかったので叱られなかったの。そのとき、どんな気持ちになる?」

そんな説明をしてあげると、お子さんは「後ろめたい」という言葉のイメージ、使われるシチュエーションを理解できます。こういう言葉の知識の「積み重ね」を低学年のうちから始めておくと、国語に強いお子さんになっていくでしょう。

以上、低学年からはじめておきたい「高学年で役立つ勉強のコツ」でした。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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