中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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計算の工夫が出来るということは…。

計算力の練習問題2011年02月21日19時08分
芽キャベツが野菜コーナーに並んでいました。

お元気ですか。

雪の月曜日、暖かさを運んだ木曜日の雨。
春の足音が聞こえてきそうです。
2月もあと1週間となりました。

さて2月の算数といえば、
計算と数の性質というのがカリキュラム上の定番ですね。

今回は計算の工夫にスポットを当ててみたいと思います。

チェック問題です。
次の式の□にあてはまる数を求めましょう。

(1) 3.6×80=36×□

(2) 1.2÷0.6=12÷□

計算問題の工夫ができるお子さんをみていると、
次の2点においてすぐれているようです。

その一つ目は、状況判断力です。

計算問題で言えば、
力づくで計算したほうが速いのか、
工夫をしたほうが間違いにくいのか、
という判断が出来るというということです。

計算問題の重要度は、①正確さ ②速さ ③ラクチンさ(工夫) の順です。

計算の工夫ができるお子さんは、
工夫が出来るから早く計算ができ、工夫をしているので計算間違いが無い
という傾向があります。

これは、
正確な計算が出来るようになった
→計算の精度が上がることで、早く計算が出来るようになった
→計算が早くなることで、工夫の出来る問題かどうかを考える余裕がうまれた
という流れを経て得た力だと思います。

もう一点の優れたところは、図形の理解力です。

総じて算数が苦手なお子さんは、
「相似形の面積比」と「等高図形の面積比」とを混同しがちです。

一方で計算の工夫が出来るお子さんは
相似な三角形は底辺も高さもどちらも3倍になるのだから、面積は9倍になる
ということが、
(底辺×3)×(高さ×3)÷2=もとの三角形の面積×3×3
のように理解しやすいという事です。

高さが同じで底辺だけが3倍の三角形ならば、
(底辺×3)×高さ÷2=もとの三角形の面積×3
のように理解できるのです。

このように、計算の工夫は計算問題のみならず、
図形分野の理解にも影響があるようです。

計算の工夫は、しかし、一朝一夕に理解できるものではありません。
これを身につけるためには、計算力が正確であることが必要です。

「まだ計算の工夫が出来ていないな、あの子…」とお感じのお母さん、
計算力の強化は学校準拠レベルの計算ドリルでも可能です。
毎日10問程度の計算に取り組んでみて下さい。

同時に、「工夫」は習わなければ出来ませんので、
「理解」は難しくとも、「ルールの一種」として
少しずつ覚えさせていくといいですね。

計算力と工夫の種類が蓄積されたとき、
理解して工夫の出来るお子さんになると思っています。


チェック問題の答え
(1) 8   (2) 6
計算力の練習問題2011年02月21日19時08分

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主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。