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新年度が始まりました

中学受験2011年02月09日11時24分
新年度がスタートしました

2月も一週間が過ぎました。
入試結果もだいたい出揃い、各塾共に新年度が本格的にスタートしていますね。
SS-1でも受験生の皆さんと合格の喜びを分かち合いながら、新6年生をはじめとして受験生の皆さんの新年度設計をお手伝いしている最中です。

新年度に関して、会員の皆さんとは、去年の11月ごろから入念に打ち合わせを重ねるのがSS-1の常です。
塾の新年度説明会は12月や1月にならないと実施されないことが多いのですが、
お子さんも保護者の皆さんも、生活サイクルをいきなり変えることはなかなかできないものです。

たとえばサピックスのお子さんでしたら、
「5年生までは塾に週3日いけば良かったけれど、6年生からは週4日に、夏休みが過ぎたら5日に増える」
ということは、
どなたも早い時点から頭では分かってらっしゃいます。
しかし、
復習をどうするのか?
宿題をどうこなしていくのか?
テスト前の総復習は今まで通りのやり方でいいのか?
過去問はいつから手をつけるのか?それは何曜日を使って?
理社で理解が不十分なところがあるんだけれど、それっていつ補えばいいの?
といったことを、具体的に考えてらっしゃる方は少ないのです。

多くの方は「始めてみないと分からない」とおっしゃいます。

これ、結構マズイ考え方です。

もちろん、とりあえずやってみてから少しずつ修正していくスタイルで上手くいく方もいらっしゃいます。
これまでずっと上位のクラスで安定してきたお子さんや、
習い事が忙しい合間に塾の学習をこなしてこれたお子さんたちです。

こういったお子さんは、集中力と状況対応力が高い傾向にあるため、
新しい生活サイクルにも2週間ほどでなじんでいけるのですね。

ですがこれまでそうでなかった方は、早めに準備しておくことがとても大切なんです。

目の前の週の学習が上手くこなせなかった時、翌週に積み残しが発生してしまうからです。
翌週は翌週のことだけやればいいのなら良いのですが、
実際にはいずれの科目も、数週に渡って単元が連動していることが多く、
結局積み残した内容もこなさなくてはなりません。

その分、目の前の週の内容に使える時間が限られてしまい、また不十分な学習を繰り返しがちです。

このサイクルに陥ると2つの点で問題が出てきます。
1つは、実際に上手く学習が回る一週間の過ごし方が、いつまで経っても見えてこないという点です。
先週の内容をいつも引きずってしまうため、復習と宿題消化の計画が見えてこないのです。

もう1つは、学年が上がったのを機に、本当は昨年度までの学習スタイルを修正すべきなのに、その必要性に気づけないまま過ごしてしまうという点です。
2回3回と繰り返すことで成績を保ってきたお子さんも、6年生になればその繰り返し回数を減らしていかないと、時間のやりくりがつきません。
その分、塾の授業中に理解して帰ってくる量を増やす工夫と努力が必要になります。
しかし、「上手く回らないのは先週の積み残しがあるためだ」と思ってしまうために、実は目の前の一週間の過ごし方、学習に対する考え方そのものを見直すべき段階にあるということに、気づけないままずるずる行く方がとても多いのです。

このような問題を防ぐためにも、新年度が始まる際には事前準備をきちんと整えておくことが大切です。

では、残念ながら準備を整えることなく新年度をスタートさせてしまい、
早速あわててらっしゃる方はどうしたらいいのでしょう?

SS-1ではそういった方には、春休みでの立て直しを今から計画に入れつつ、毎週の学習サイクルを早急に具体化するようアドバイスしています。
春期講習会の案内を待っていたのでは、また後手に回ってしまいます。

今のうちから、
春期講習ではどの単元を扱うのか?
単元の基本概念をもう一度解説してくれるスタイルの授業なのか?
それとも、ただ演習を重ねるだけの授業なのか?
わが子が弱点としている単元、2月3月の学習で定着不十分なまま過ごしてしまいそうな単元を、春休みに補強するにはどうしたらいいのか?
といったことを考えておくのです。

そうすれば少なくとも4月の時点では足元を固めて、上手く一週間を過ごしていけるようになるはずです。

お子さんには目の前のことに集中させつつも、見守る大人は先々のことを見越して学習設計を進めていくようにサポートしてあげましょう。
中学受験2011年02月09日11時24分
主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。
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