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国語の得点を積みあげていくために②

国語の学習2011年06月07日22時17分
昨日は国語のテストで得点を積み上げていくために、記号問題について考えてみました。
今日は苦手にしている人も多い「ぬき出し問題」について見ていきましょう。

ぬき出し問題を苦手にしている子に聞くと、
「探しているうちに時間がすごく経ってしまって、残りの問題が解けなくなる」
「見つけたと思って答えたのに、正解は別の場所にあった」
と言います。

また、「ぬき出す場所は合っていたけれど、どこからどこまでぬき出すかを間違うことがある」
という子もいますね。

こういった悩みは、塾にもよって少し違いはありますが、総じて5年生の夏休み以降に急増します。
それまでのテストでは、傍線部や空欄の近くを探していけばだいたい答えが見つかったのですが、
文章の構成を意識させる問題が増えてくる5年生後半になると、ただ答えを探すやり方では対応できなくなるからです。
つまり、「答え」を探すやり方でぬき出し問題に取り組んできたお子さんは、考え方を修正しなければならないのです。

まず理解しておきたいのは、
「ぬき出し問題とは、文章全体の段落構成を理解する問題だ」ということです。
物語文なら、場面の移り変わりや主人公の心理的な成長に注目することが必要です。
説明的文章なら、話題と結論がそれぞれ示されている段落の位置関係(たいていは最初と最後をみればいいですね)、
具体例とそのまとめ、主張と理由などの段落関係を把握することが大切です。
そもそも段落ごとの「話題」を確認する習慣を持っておくことも必要です。

こういった読解の基本を身につけることに加えて、ぬき出し問題を解く上での工夫を学ぶのです。
設問が、
「次の文の空欄にあてはまる言葉を本文中から15字以内でぬき出して答えなさい」
≪正吉は自分の人生を[       ]と考えていた。≫

というものであれば、2つの工夫を用います。
1.空欄の前後にある言葉を手掛かりにする。
この問題の場合、「正吉」に注目しても段落の特定は困難です。文章全体が対象となってしまうからです。
ですから、[  ]の前後に注目します。
「人生」「と考えていた」といった言葉が手掛かりにできますね。

2.字数指定のぬき出しはぬき出す部分の終わりから数える
場所は合っているのにぬき出し方を間違えてしまうのは、ほとんどの場合始まりの言葉の決め方を間違えているからです。
「・・・まるで梅雨のように、長く続く雨が武の心を閉ざしていった。」という文から、「25字以内指定」の答えをぬき出そうとして、
[長く~いった] と答えてみたら、
正解は[梅雨の~いった] だったというようなケースです。

内容としては外していないだけに、間違いに気づきにくい子が多いようです。
しかし「終わりから数える」というルールを知っている子は、こういう問題での取りこぼしをしないで済みます。

まず、ぬき出す部分の終わりを考えて、「~いった」と決めたら、「た」からさかのぼって字数を数えていきます。
「長く」の「長」の時点ではまだ「17字」。指定は「25字」ですから続けて数えていきます。
すると、「梅雨の」の「梅」で「24字」となりますから、迷いなくここが正解だと判定できます。
「まるで」を答えに含まないことも同時に決まりますね。


ぬき出し問題を手早く確実に正解できるようになれば、テスト全体の時間配分もコントロールしやすくなります。
文章全体の構成に注目しつつ、技術を磨いていきましょう。


国語の学習2011年06月07日22時17分

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主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。