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受験読解力の高め方

国語の学習2012年09月25日17時08分
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。


今日は仕事で関西に来ています。

朝早く東京を出発したのですが、
本当に爽やかな青空で、
自然と心が弾みました。

少し肌寒いぐらいの空気でしたが、
「清澄」という言葉がぴったりくる、
いい朝でしたね。

あの感覚というのは、
論旨がすっきりと通っていながら、
軽やかな言葉遣いの文章を読む感覚に似ている気がします。

例えば、湯川秀樹さんのエッセイとか、
天野祐吉さんの広告批評とか。

文章を読み通して、
筆者の言いたいことがつかめた時に、
それこそ「スコーン!」と、
心の中で音が鳴るような瞬間があります。

あの心地よさというのは、
何とも云えぬ快感ですね。

文章を読むのが好きになる瞬間かもしれません。

逆に、
「国語は嫌い」
「文章を読むのが苦手」
というお子さんは、
この快感を味わっていないと思われます。

私の専門の受験国語は、
いわば、
この「スコーン!」を味わう技能を高めているのです。

一つ一つの文を読みながらも、
それらの文の集合が、
全体として何を言おうとしているのかを
つかみとる力を高めているわけです。

国語の授業にしろ、宿題にしろ、
その大きな目的の一つは、
できるだけ多くの文章に取り組むことによって、
筆者の言いたいことを絞り込み、
文章の最初から最後を貫くように
捉える力を養うことです。

目指していることは、
結構単純な話です。

もともと筆者は、
「言いたい」ことを持っていて、
それを文章に書くわけです。

ですから、
文章のゴールがどこにあるかを意識して読んで行けば、
目的は達成されるはずなのです。

でも実際には、
「何が言いたい文章なのかサッパリ分からない」
と困っているお子さんがたくさんいます。

なぜなのでしょう?

それは、
「スコーン!」を味わう上で、
決して外せない三つの事柄のいずれかが、
欠けているからです。

一つ目は、言葉の知識。
少々知らない言葉があっても構いませんが、
一つの段落で5個も6個も分からない言葉があれば、
さすがにその文章を読み通すことはできないでしょう。

二つ目は、文の主語と述語をつかむ力。
「主語と述語をつかむ」ということは、
それこそ小学校一年生の時から
ずっと取り組まされているはずなのですが、
本当に多くの子があやふやなままで高学年を迎えています。
恐らく、低学年の時は主語と述語をそれほど意識しなくても、
文の中の言葉を組み合わせて読めば、
何となく意味がつかめたからでしょう。
いくつかの言葉を自分で組み合わせて
意味を決めつける読み方で来てしまったために、
高学年で出会うやや複雑な構成の文になると
主語と述語が分からず、
「何について」「何と言っている文なのか」
が読み取れなくなっているのです。


そして三つ目は、前の段落と後の段落とが、
お互いどんな内容同士で繋がっているのかを、
つかむ力です。

一つ一つの段落が何の話をしているかは読み取れても、
その繋がり方に意識が向かっていないと、
文章全体を読み進めているうちに、
何の話をしているか分からなくなるのは当然のことです。

繋がり方といっても、そんなに難しく考える必要はありません。
「同じことについて述べている」
「新しい話を始めた」
「前の段落の具体例を続けている」
「前の段落のまとめが次の段落に来ている」
といったことで良いのです。

大切なことは「繋がりを意識する」ということです。


以上の三点が、文章を読み取れなくなる理由であり、
裏を返せば、
意識することで文章が読み取れるようになるポイントなのです。

お子さんが文章を読んでいて、
「分かんない!!」
と訴えたら
言葉は?
文は?
段落の繋がりは?

と点検してあげて下さい。

この三点を意識して文章を読んでいけば、
必ず読解力がついていきます。

言葉→文→段落→段落の繋がり

これを読みとる力を養うことは、
筆者の言いたいことを理解する力となります。
それは日常生活でも、
相手の言いたいことを汲み取る力につながるでしょう。


「国語が得意!」

「国語が好き!」

という子が、どんどん増えていくと嬉しいですね。


ますます国際化が進む社会において、
受験読解力が身についた子たちが、
日本と他国とのコミュニケーションの架け橋となっていく。

そんな夢を私は持っています。


それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!

国語の学習2012年09月25日17時08分
主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。
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