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シンガポールを視察してきました1

海外教育 留学2012年10月29日12時15分
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。



こちらのブログを更新するのは久しぶりになります。
お待たせしていてすみませんでした。

実は今月の12日から18日まで、
シンガポールとベトナムの学習事情を視察しておりました。
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(パークロイヤルホテルからシンガポール市街地を望む)

帰国後も講師研修会や会議、セミナー、雑誌取材などが立て続けにあり、
途中で風邪をひいてしまったこともあって、
あっという間に月末が・・・

お待たせした分、
ここからはブログでの発信も強化していこうと思います。

気持ちを引き締めてお届けしていきます。
またお付き合いください。

さて今回シンガポールそしてベトナムを訪問してみようと思い立ったのは、
SS-1での学習カウンセリングにおいて質的な変化を如実に感じるようになっていたからです。

中学受験での成功を願うご相談、
子供のやる気を引き出す家庭の学習サポートについてのご相談、
などがカウンセリングの中心を占めていることに変わりはないのですが、
併せてご相談いただく内容に、
「英語教育についての関心、不安」
「問題解決能力をどう育てるか」
「日本以外の環境におけるコミュニケーション能力を伸ばしたい」
「アジアの教育事情は実際どうなんですか」
「日本の学校に通わせていて大丈夫でしょうか」
「学校以外に何をやればいいですか」
などが増えてきたのです。

受験がゴールと思っている方は最近見かけなくなりましたが、
「意中の学校に通いだせれば一安心」
というお気持ちの方が大多数なのは事実です。

しかしここ2年ほどの間に、
「学校に通うだけでは不十分」という意識が、
急速に台頭してきています。

私自身、
この3年ほどは受験指導そのものよりも、
能力の開発と発揮の仕方、
コミュニケーション能力の育て方、
などを主に研究してきていることもあって、
保護者の方々がお子さんの育み方を
より多様な面から考え始めていることは
喜ばしく思っています。

一方で、
国際化時代における子育て事情、教育事情については、
ごく一部の事例をもとに語られがちで、
個々のご家庭の事情に応じた適切なコンサルティング、
カウンセリングがなされていない現状が気になります。

大切なお子さんの今、そして将来について、
全幅の信頼をおいて相談してくださっている会員様方の期待にお応えするには、
私自身が、アジアの中の日本、世界の中の日本の立ち位置で、
学習環境について理解を深め直す必要がある。

その思いが募り、今回の訪問に至ったというわけです。
これからチャンスを見つけては、アジア各国を数回訪問し、
日本の子供達がどのような環境に移動しようと、
学習の大きな柱を立てて、安心して伸びて行けるよう、
サポート力を高めて行こうと思っています。

海外転勤の方、
また帰国予定の方、
一時的な留学をお考えの方、
海外の大学へ直接進学することをお考えの方、
インターナショナルスクールと国内大学進学をどう両立させるかお悩みの方、
全てのご相談をお受けできる状態を早く実現ですね。

期待してお待ちいただけると嬉しいです。


ではシンガポールで見かけた教育事情を
いくつか紹介していきましょう。
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(イスラム系が15%を占めるお国柄ゆえにモスクが点在しています)
 
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(ブギスの雑居ビル。このフロアには塾やマネジメントスクールが集まっていました)
 
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華人向け塾の受講料です。
どのコースも年間400~500シンガポールドルですから、
日本円にして26万~33万円ぐらいですね。
作文や英語などを組み合わせると、かなり高額になりそうです。
日本と異なり、こちらでは年間でいくら、講座全体でいくらといった表示が普通のようです。
 
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シンガポールの初等教育修了試験「PSLE」のコースです。
どの塾もこの試験で生徒がどれだけの成績をおさめたのか、
名前や顔写真入りで宣伝していました。
競争の激しさを実感しますね。
 
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こちらはカトンで見かけた塾のアピールです。
「O」レベルとは、
ケンブリッジ大学の中卒認定試験(GCE)の、
「特別・急行コース」のこと。
その試験で上位成績を収めた生徒の名前を、
実際の成績と共に張り出しています。

この感覚は最近の日本ではあまり見かけないのですが、
70年、80年代の「受験戦争」時代には、日本の各塾も同じ雰囲気だったようです。

「教育ママ」という言葉が生まれた時代ですね。
「燃え尽き症候群」
などのひずみが問題視されたことも思い出されます。

やはりシンガポールにおいても、
当時の日本と同様の問題が発生しているようです。
ただ、その問題への対処策として「ゆとり教育」を選択することはないでしょうね。

競争によって経済を運営している国なので、
インターナショナル・バカロレア(IB)などの選択肢を広げつつも、
学習熱、競争原理は維持していくようです。

このあたりは次回に触れて行きたいと思います。

それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
海外教育 留学2012年10月29日12時15分
主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。
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