中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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シンガポールを視察してきました3 ~マルチリンガルへの道 前篇~

海外教育 留学2012年11月19日10時00分
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。


シンガポール視察で見てきたことをお伝えしています。
前回は紀伊国屋シンガポール本店を訪れた様子をご紹介しました。

その中で、
我が子をバイリンガル、トリリンガルに
育てたいと願う親心を理解しつつ、
「思考」を育てる上では、言語環境プラスアルファが
必要であるとお伝えしたのですが、
早速いくつかお問い合わせをいただきました。

今日は、複数の言語が飛び交う中で、
子供の思考をいかに育てるか、
私の思うところを書いてみたいと思います。

(Oさん、展覧会での様子も合わせてメッセージ下さり、
ありがとうございました!)

そもそも子供の脳は、五感の働きによって発達していきます。
色、音、匂い、手触り、言葉、
そして体験を通じた自分自身の心の動き、
そのすべてが脳を育てていきます。

その意味では、
複数の言語が飛び交う環境で育つだけでも、
単言語環境で育つ場合とは、
異なった成長の軌跡を描くことに間違いはありません。

英語環境で生活すれば、
子供が英語になじんでいくのはもちろんのことです。

ただ気をつけなければならないのは、
人は世界を「言葉」で「理解する」
という点です。

言葉の数が多ければ多いほど、
理解できる世界は広がり、深まっていきます。

「不本意だ」
「落ち着かない」
「困惑している」
「いたたまれない」
「不安だ」
「気後れする」
といった言葉を使い分けられる子と、

「ウザイ」で何でも片づけてしまう子。

どちらが感情豊かで、
人間的に魅力のある人へと成長していくかは、
言うまでもありません。

同様に、子どもが世の中のこと、
人間のことを理解していくのも、
言葉数が大きくものを言います。

「せんせい」しか知らない子と、

「保母さん」
「先生」
「講師」
「教授」
という言葉を知っている子とでは、

当然見えるものが違ってきます。

「せんせい」とだけ使う子は、
親以外の大人の人、
ぐらいの理解でしょう。

一方、後者の子は、
教育の組織的な理解、
制度面への関心の、
少なくとも入口には立っています。

簡単に言うと、
言葉数=精神年齢
なのです。


そして、
バイリンガル、トリリンガルに
わが子を育てたいとお考えの方は、
「言葉数」の問題を忘れてはいけません。


なぜなら、
どの言語を軸にするとしても、
子どもが世界や人を理解していくには、
年齢相応の言葉数を持つ必要がある、
からです。


逆に言えば、
日本語と英語の両方が
発音よく話せていても、
どちらの言語のボキャブラリーも
それぞれ少ないのであれば、
その子の目に見える世界は、
狭いものになってしまうということです。

日本語圏のコミュニティの中でも、
英語圏のコミュニティの中でも、
「精神年齢が幼い子」、
になってしまう危険をはらんでいます。


特に幼少期から低学年時は、
子ども達の会話の多くは
「知っている」「知らない」
で成り立っていますから、
見逃せないポイントだと思います。


お子さんを複数言語の環境で育てる場合、
お子さんにとっての中心言語については、
十分なボキャブラリーを
育んでいくことが大切なのですね。


さらに「考える力」についても、
使える言葉の数が大きく影響してくるのですが、
少し長くなってきたので、
次回を後編として引き続きお話したいと思います。


それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
海外教育 留学2012年11月19日10時00分

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主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。