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論説文の攻略④ ~筆者の考えを本当に理解するために~

国語の学習2013年04月16日10時00分
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。


今日もいい天気ですね。

日当たりの良い屋内にいると、暖かいを通り越して暑ささえ感じます。

でもひとたび窓を開けると、さぁっと爽やかな風が吹き抜けて、
肌のほてりをぬぐい去ってくれます。

テラスに出て、一日読書をしていたい気分になりますね。

と、現実逃避はこれぐらいにして(笑)
「国語の学習で絶対に欠かせないこと」
の続きに入っていきましょう。(参照:論説文の攻略③

5つのポイントの2番目は、
「対象事実」と「筆者の主観」を区別する
です。

筆者は、自分の考えを人に伝えたいと思っています。

その「考え」はどこから生まれたかというと、

何らかの出来事、事柄(「対象事実」といいます)
を見て、

筆者自身のもともとの考え方(「価値観」といいます)や、
生まれ育った社会環境での常識
と照らし合わせて、

「こうあるべきだ」という意見を持ったり、
「他の人の考えも聞いてみたい」という感情を持ったりするわけです。

ここで生まれた意見や感情は、筆者独自のものです。

筆者とは異なる価値観や環境の人は、
同じ出来事、事柄に触れても、また別の意見や感情を持つかもしれません。

こういった、人によって異なる心の動きを「主観」と言います。

「論説文が良く分かった」と思える時とは、
筆者が文章中で何を述べているかが、目で見て分かるだけではありません。

筆者自身の価値観や社会環境が、どういったものなのかということまで、
くっきりとつかめた時です。

そういった時に、「筆者は何が言いたいのか」が伝わってくるのですね。

このように、
筆者自身の価値観や社会環境まで読み取っていくには、

筆者が
(1)「何を見て」(対象事実)
(2)「どう考えたのか」(主観)

(3)その心の動きを生み出した、
筆者自身のあり方はなんだろう?
(価値観・社会環境)

という順番で読み取り、考えていくことが必要です。

しかし、
「対象事実」と「筆者の主観」とを区別なくだらだらっと読んでしまうと、

「ああ、そうなんだ」で終わってしまいます。

「読んだけれど、だから?って感じ」
という感想を持つ人が時々いますね。

そういう人は、
事実と主観の区別が出来ていないのです。

だから、筆者の「存在」がつかみきれない。

すると、「分かった!」という感覚、「なるほどそうか!」という楽しさが
味わえないのですね。

ポイントの2.
「対象事実」と「筆者の主観」を区別する
を覚えておいてください。

論説文の見え方がずいぶん変わってくることと思います。

次回はポイント3をお話しましょう。

それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
国語の学習2013年04月16日10時00分
主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。
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