中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 主任相談員の中学受験ブログ -> 小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術 -> 国語の学習 ->誰でも本が好きになる~数珠つなぎ読書術~

誰でも本が好きになる~数珠つなぎ読書術~

国語の学習2013年09月13日19時44分
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。


朝晩の風に秋らしさを感じるようになり、
食欲があふれる季節となりました。

皆さんはいかがですか?
夏の疲れも取れ、
力が湧いてきているのではないでしょうか?

私もベルトの穴がずれてしまわぬよう、
仕事と勉強にまい進したいと思います。

ところで秋といえば、「読書」ですね。

SS-1の面談でも、
「子供にどんな本を読ませたらいいですか?」
「うちの子は本をあまり読まないのですが、
本好きにさせるのにいい方法はありませんか?」

など、読書にまつわるご相談はコンスタントに寄せられます。

国語力を高めるにも、
知識欲や学習力を高めていくにも、
読書は効果的ですから、
そのお気持ちはよく分かります。


私も、自分から進んで本を読む子が
もっと増えていけばいいなと
思っています。

そこで本日は、
どんな子でも本が好きになる、
親の関わり方
をご紹介したいと思います。

名付けて
「数珠つなぎ読書術」

そもそも、なぜ世の中には、
本が大好きでたまらない子もいれば、
本が大嫌いな子もいるのでしょうか。

同じ本でも、好きな子もいれば
嫌いな子もいるのですから、
その違いを生んでいるのは、
本そのものではないのは確かです。

違いが生まれる原因は、
子どもたちの側にあります。

といって、お子さん自身のせいではありません。
本が好きかどうかは、
能力や性格の問題ではないのです。

ポイントは、「本との出会い方」です。

親からすれば、
「本との出会わせ方」です。

子どもが一生懸命になるのは、 次の3つです。

◆自分が好きなこと
◆自分が得意なこと
◆自分が褒めてもらえそうなこと


本との出会いも同じです。

自分が好きなことや、得意なこと、
興味があることに関する本なら、
子どもはページをめくります。

いませんか?
「本は大嫌い」とかいいながら、
ゲームの攻略本なら一気に読み終えてしまう子が。

少なくとも、ゲームの本なら好きなんですよね。

「でも、ゲームの本じゃぁ・・・」と思っていませんか?

それが違うのです。

子どもを本と出会わせるには、
お子さんは何が好きなのかを知ることが
一番大切なのです。

ゲームが好きと分かりました。
次は、「ゲームのどういうところが好きなんだろう?」
と考えてみましょう。

攻略本を読もうとするわけですから、
そのゲームは、ロールプレイングゲームや、
パズル的な要素のあるものでしょう。

攻略したり、解いていったりするゲームですね。

それが好きだということは、
お子さんは、謎を解いたり、攻略していくことに
興味があるのでしょう。

では、ゲーム以外で、
謎を解いたり、攻略したりする内容の本って
どんなものがあるでしょうか?

「かいけつゾロリ」
「大どろぼうホッツェンプロッツ」
「怪盗ルパン」
「デルトラ・クエスト」
「コンチキ号漂流記」
「ガンバの冒険」
「三国志」

など、いくらでもありますよね。


また例えば、古い建物やビルなど、
「建築物」に興味のある子がいるとしましょう。

私ならこの子と本を出会わせるのに、
頭の中でこんなことをイメージします。

o20130920.jpg

「建築物」の魅力って何だろう?
いろいろな「構造」を持っていることかな?

「美術」的な面で美しかったり、印象的だったりすることかな?

「計算」されている点がいいのかもしれない。

「創造」的なことが好きなのかもな。

このようにお子さんが好きなものを分析して、
その特徴を見つけていきます。

そして、共通の特徴を持ったものを、
具体的にいくつか考えだします。

構造・美術の要素から、星空を連想して、
宇宙の本を紹介してみてもいいですね。

計算の要素から、
「数の悪魔」や、「空想科学読本」
を紹介するかもしれません。

また、「構造」から連想を広げることもできます。
自然の方向に進めれば、「生物」となりますし、
人工的な方向なら、「機械」となるでしょう。

生物の体の仕組みに興味があるかもしれない、
と思いついて、「ファーブル昆虫記」を
紹介してみるのもいいですね。

いかがでしょうか?
お子さんが好きな「建築物」というキーワードから、
特徴を派生させていくと、
「怪盗ルパン」や「ファーブル昆虫記」などが
候補に挙がってくるのですね。

まさに「数珠つなぎ」です。

こうして見つけた候補を、お子さんに紹介します。
気に入らない本もあるでしょうが、
きっと1冊か2冊、興味を示す本が出てきます。

その本こそ、お子さんが出会うべくして出会った本なのです。

ぜひ読ませてあげてください。
本人のペースで、本人が楽しめる読み方で。
読んでいる途中でもいいですし、読了してからでもいいです。

本の話を聞いてあげて下さい。
お子さんが自慢げに話したくなるように、
「教えて」「へぇ~、そうなんだ!」「すごいね、知らなかった」
「おもしろいね!」
と感想を返してあげましょう。

お子さんが好きなものから始めて、
共通の特徴を持つものへと派生させ、
できるだけ多くの本を紹介してあげる、
そして、お子さん自身が興味を持った本を
選ばせてあげる。

本を読んだら後でお父さん、お母さんが
一緒に楽しんでくれる。
自分のことを凄いって言ってくれる。

ご家庭で親御さんが
このような関わりをすることによって、
どんな子でも本が好きになっていきます。

「数珠つなぎ読書術」
ぜひお試しください。


それでは今日も、
お子さんの全ての可能性を
拓いていきましょう!
国語の学習2013年09月13日19時44分
主任相談員の小川大介
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である小川大介が中学受験に関するご家庭でのお悩み解決を中心に様々な情報をお届けします。
Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.