中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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直前期ですね

中学受験2010年11月08日13時51分
こんにちは。辻と申します。

このブログでは、私の経験から申し上げられる中学受験に関する学習、特に理科・算数の学習についての学習のしかたや学習塾の上手な利用法などについてお伝えしていきたいと思います。

気温の低い日も多くなり、いよいよ受験が近づいてきたなぁ、と毎年感じる時期になってきました。

受験生のお父さん、母さんたちも、そして誰よりもお子さんたちも気持ちが引き締まってきたのではないでしょうか。

算数・理科を指導している私のもとには、毎年この時期になると理科に関するご相談や問い合わせが集まります。

特に6年生のこの時期には
「暗記分野の知識が不安です」
「力学の計算がどうしてもできません」
という、いわゆる「駆け込み」が多発するのです。

年度の前半には算数に関するご相談が多いのですが、後半になるにつれ理科に関するものが大半になってきます。

その理由を考えてみますと、

①年度の前半は算数・国語の学習に力を注いできており、理科に関する問題点に気づかなかった、あるいは後回しになっていた。

②入試が近づくにつれ、学習塾の公開テストや志望校別のテストの難易度が上がり、培ってきた学力では対応できないものが増えてきた。

③入試問題に接する機会が多くなり、「習ったはずだが忘れている」「習ったはずだが自力で解ききるまでには習得できていなかった」

といったところが主なものではないかと思います。

いよいよ直前期、という時期にこのような問題点を発見すると、ふつうの親御さんであれば動揺されるのではないでしょうか。

他の子はきちんと習得できていることが、我が子に関してはそうなっていない、もう時間がないのに・・・早く何とかしなければ・・・。

①に関しては、「理科や社会の暗記ものは、入試直前にまとめてやれば大丈夫」といった話がまことしやかに囁かれていることもあり、陥りがちな状態ですね。

②も事実、そういう傾向があります。特に「~中学校対策模試」といったテストでは、その学校の志望校別特訓を主宰する講師の中でも中心となる講師が問題を作成することが多いと考えられるので、特別「気合い」を入れて問題を作成します。ですから、実際の入試問題よりも難易度が高いといったことはよくあります。

③は、すべての受験生に関してあり得る(というより絶対にある)現象ですから、あなたのお子さんだけのことではありません。

いずれにしても、6年生たちに残された中学受験までの期間はあと僅かですから、早急に手を打たなければなりません。

塾の宿題を消化しながら、志望校の過去問演習もしたい、さらにそれに加えて過去の単元復習の時間がとれるだろうか・・・?と感じてしまいますが、上手くやり繰りすれば不可能ではありません。

この時期、進学塾ではひととおりの単元学習は終了しているところが多数です。つまり、もう新たに習うことがない状態なのです。いわゆる「総合問題」を演習したり、過去問を演習したりという授業が中心になります。塾によっては、もう入試問題しかやっていないというところもあります。総合問題(特に入試問題)を解けば、当然正解できた問題と、そうでなかった問題が出てきます。その「不正解」だった問題に焦点を当て、その「単元」を復習するのです。つまり、塾で授業や課題として与えられた問題を、弱点箇所発見のための材料として活用するわけです。

著書「SS-1メソッドで理科の点数を一気に上げる!親子で勝ち取る中学受験」でも、つまずきやすい単元は取り上げたのですが、やはりお子さん一人一人によって弱点となっている単元は様々です。ですから、あなたのお子さんが何を弱点としているかを一刻も早く見つけ出さなくてはなりません。そして、1つでも多く「知識の補充」を行うのです。

例えば、過去問を演習した結果、クリが双子葉植物であったことを忘れていたことが発覚します。そのときに、「クリは双子葉植物だったんだ。覚えておこう。」ではなく「双子葉植物と単子葉植物をもう一度覚えなおしておこう。」と考え、行動するのです。すべてにおいてこの法則で「いちいち復習」するのが、結局は時間の有効活用になります。

どのくらい深く(詳しく)復習すればよいのかは、判断がつきにくいことがあるかもしれません。その判断は、プロに任せるのが最も効率がよいでしょう。私が担当するお子さんに対して行う役割の1つも、この判断の作業です。復習に用いるテキストも決めておきましょう。できれば、レベル別・単元別に編集された入試問題集などがいいですね。これと塾の平常授業テキストを併用しましょう。

さぁあと数十日。お子さんたちが万全の準備を整えられますように。
中学受験2010年11月08日13時51分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。