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計算について

家庭学習2010年12月08日00時46分
計算間違いが多い、テストが返却されてからやり直しをしてみるとできる問題が多いのだけど、というお話を伺うことは多いです。
算数においてはもちろん、理科の単元の中にも『計算分野』とよばれる単元があります。
おもに化学、物理分野、具体的には力学(てこやバネなど)や水溶液などの単元ですね。
算数やこういった理科の単元の学習では、計算によって問題の答えを出していきます。
塾の授業では、これらの問題の『解き方』や『考え方』を教えてもらいます。教えてもらって、でも解き方がわからないというのであれば、塾の授業のペースがあっていないとか、授業の受け方(聞く、理解する、ノートをとる、といった一連の授業の中での作業がうまく行えているか)を見直せばよいのですが、解き方はよく理解しているという場合はやっかいです。
お父さん、お母さんも『分かっているのに間違うなんて、どうしたの?』と惜しい気持ちになり、ついついお子さんを責めたりしがちです。
計算の間違いが多いお子さんに共通する特徴として、これらの単元の失点が非常に多い、算数であれば図形の求積(体積や表面積の計算)分野や割合の単元、特に食塩水などの小数計算を多用する単元での失点が多いということがあげられます。

計算ミスをなくすにはどうすればいいのでしょう、という質問をよく受けるのですが、この質問に対するお答えは難しいものです。純粋にお答えするのは簡単なのですが、それが『今実行可能か』と考えると難しいのです。

計算は、国語でいえば言葉や漢字など、解く上での基本となるものです。方法というより『道具』といってもよいかもしれません。その『道具』がよくなければ、作る方法は分かっていてもうまく作り上げることができないものです。小学校に上がったときから、あるいはお子さんによってはそれ以前から、計算の訓練は始まっています。時期が進むにつれレベルアップし、段階を経てここまで、今の段階まで進んできているのですね。その計算力に問題があるとなれば、どこまで遡って学習しなおせばよいのか、例えば今6年生で、低学年の学習まで遡る必要があると分かっても、そんなことをしている時間があるのか、などと考えると不安になりますし、できればそんなことは考えたくない、と思うのではないでしょうか。
では、放っておいて解決するのかというと、そんなことはあり得ませんね。
私の経験上、つまずいている原因が低学年のときの学習にあったとしても、3年生の計算ドリルに6年生が取り組まなければならない例は稀です。
というのも、さすがに6年生、つまずいている部分以外のところはしっかり高学年の勉強を身につけているからです。計算間違いが多い最大の原因は、書き方にあります。計算、筆算を『どこに書くか』から始まり、繰り上がりの数字をどこに書くか、またそもそも繰り上がりの数字を書くのか書かないのか、そうする理由は何なのか、といったことを勉強すれば、計算間違いは確実に減っていきます。
お子さんの筆算がたくさん書かれたノートを、塾の先生に見せてみましょう。ノートからは、非常にたくさんの手がかりを見つけることができます。たくさんの手がかりを見つけてくれるのが、よい理系の先生ということもできますね。
家庭学習2010年12月08日00時46分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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