中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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塾の授業の受け方を再検討する

かしこい塾の使い方2010年12月13日17時40分
このブログをご覧になっている方の中には、私が普段ご相談を受けるお父さん、お母さんたちのように、お子さんを進学塾に通わせていて、それでも成績が上がらない、うまく宿題や家庭学習がまわらない、といった方も多いと思います。

初めて私にご相談をされるお父さん、お母さん方の中には、塾の講座選びや塾選びからのお話をお持ちになる方も多いのですが、講座や進学塾の選択と同様に大切なのが、今通っている進学塾の授業を上手く活用できているか、ということです。

通常の進学塾の授業は、『導入⇒演習』といった形で行われます。『導入』というのは、新しく学習する単元の考え方や解き方を教えてもらうということです。このとき、まず先生が前で黒板やホワイトボードを使用して解説し、生徒であるお子さんたちがそれを聞いて理解します。多くの学習塾では、この解説段階では、まだお子さんたちにはノートをとらせません。
「あとでノートをとる時間をあげるから、今は顔をあげて聞いておいてね。」と指示し、解説が終わってから、「じゃあ、今からノートをとって。」と指示するのです。これは、ノートをとることに夢中になるあまり、解説を聞き逃すお子さんが出るのを防ぐための工夫なのですが、それでも解説を聞き逃すお子さんは出てきます。

その理由の1つが、先生が指示した『ノートをとるための時間』よりも長く『ノート作り』に時間がかかってしまい、結局次の項目の解説が始まってからも、ノートをとる作業のために下を向いた状態になってしまっているというものです。
こういったお子さんに共通する特徴として、『ノートが非常にきれい』ということが挙げられます。マーカーや色ペンを多用し、書き損じた部分は丁寧に修正ペンや修正テープで修正してあったり、さらにその修正部分の大きさなどによって修正ペンとテープを使い分けていたりします。塾の先生がノートをとる時間をくれていても、これほどていねいにノートをとっていると、とても時間内に仕上げることはできず、結果すでに先生が次の項目の解説に入っても延々ノート作りに励んでいる、ということがおこります。お子さんのノートをさっそくチェックしてみましょう。塾や先生によっては、色ペンの使用禁止や制限(赤と青だけ、など)をしていたりもします。

もう1つの理由が、物理的に書くのに時間がかかるというものです。この場合、速く書く練習をするなりといった対応が必要になりますが、当面を乗り切る方法として、ノート作りの下準備をしておくという方法があります。たとえば理科で人体の分野の『呼吸』の単元を学習するとしましょう。先生は黒板にきれいな図やイラストを書いて説明します。しかし、肺や肺胞のイラストも、実は進学塾のテキストのは書いてあるのです。それをもう一度自分でノートに書く意味は、そんなに大きくありません。あらかじめノートにそのイラストが書いてあれば、塾の先生が『ポイント』として示したことだけをそれに追記し、先生の解説を集中して聞くことができますね。つまり、塾のテキストをコピーし、イラストの部分だけを切り抜いてノートに貼っておく、という工夫なども考えられそうです(コピーしてもよいかどうかはあらかじめ塾に確認してくださいね)。

こうして『ノート作り』にかけている労力を軽減することで、塾の授業からより多くのことを吸収できるように工夫してみましょう。
かしこい塾の使い方2010年12月13日17時40分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。