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ノートの工夫

家庭学習2011年02月28日11時31分
算数や国語のノートについては、書籍などで「ノートの取り方」なども多く出版されていて、参考にしている受験生も多いのではないかと思います。一方理科のノートの取り方については、それほど多くの参考文献がなく、自己流で取っている受験生が多いのではないでしょうか。
もちろん、参考にすべきものがないからこそ自分で工夫し、とてもすばらしいノート術を作り上げているお子さんもいらっしゃいます。しかし、何となく先生が書いたとおりに写し、結局あとで活用することのないノートを作っているお子さんも多くいます。

ノートは本来聞いたことや学んだことを記録し、後で見直すことで思い出すために取るものだと私は考えています(授業中に書きとめるという作業そのものが記憶することを助けるという効果もあります)。何よりせっかく取ったのですから、後で活用しないのはとてももったいないことだと思います。

一般に教務スキルの高い理科の講師は、解説時に必要になる図を書くのも非常に上手です。算数における図は、線分図や面積図といった記号化されたものですが、理科では人体の図であったり、植物の葉や茎、根であったりと、より「イラスト」色の強いものになります。講師の書いたイラストをノートに写すのに時間もかかりますし、誰もが上手にイラストがかける訳ではありません。図を書くことに熱心になるあまり解説を十分に聞けなかったりすると、とてももったいないですね。

私がお子さんたちによくお勧めするのは、コピーの活用です。たとえば人体分野の「呼吸」の単元であれば、まず間違いなく講師は「肺胞」の図を書いて授業中に解説するでしょう。もちろんテキストにもその図は掲載されているはずですが、授業の視覚効果上、図を必ず書くと思います。その」図自体はとても重要なのですが、わざわざテキストにも載っている図を書くのに時間を取るあまり授業がわからなくなっては本末転倒です。暗記分野の授業の場合、テキストに掲載されている図をあらかじめコピー→切り抜く→ノートに貼ることで、あとは授業中にその図のまわりに重要事項を書き込めばOK。はじめは図を混み合って貼りすぎたり、図が小さすぎたりして書き込みにくいといったことも起こると思いますが、続けていくうちにだんだん貼る間隔を工夫したり、拡大コピーを利用したりといったことで対応できると思います。

ノート作りで大切なことの1つに「情報を1か所に集約する」ということがあります。あることを調べたい、確認したいといったときに、それがどこにあるのかわからなければ、記録を残すメリットは半減します。ですから、もちろん授業中配布されたプリントもノートに貼っておきます。

私がお勧めする理科のノートの使い方は、ノート見開き左側を授業で講師が書いた板書を写すことが中心のスペース、右側を気付いたこと、調べようと思った事柄や言葉などをメモしておくためのスペースと暗記法やポイントなどを記すスペースにするという方法です。調べようと思って書きとめた言葉は、宿題に取りかかる前に調べて同じところに書きとめておく習慣をつけるのです。プリントを貼る場合は、書いたものに重なって見えにくくならないように、できれば新しい左側ページに貼り、それについても同様に気付いたことなどを右側に書くようにするのです。

このノートの使い方をしていくと、今までよりも早くノートを消費していくことになりますが、これが達成感というおまけの効果ももたらしてくれます。

下記を参考に、ぜひ試してみてください!

(ノート例)
家庭学習2011年02月28日11時31分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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