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努力は必要か

家庭学習2011年02月19日13時38分
SS-1は『塾のための塾』というコンセプトで、『上手な塾の使い方』を会員様たちと実践しています。学習塾に通い、毎週の宿題をこなし、せっせと努力を続けているのに結果が出ない、そういう状態で困っているお子さんとお父さん、お母さんに、違った形の努力を行うことで成功に近づこうと提案している訳です。
その一つの具体例が、一週間の学習サイクルの見直し、学習塾の講座の取り方の見直しなどです。何度か述べてきたとおり、闇雲に塾での受講講座を増やせば、その講座の宿題をする時間などが受講のための時間に「もれなく」ついてきます。通塾日を1日増やすということは、講座の宿題などの演習時間も含めて時間を取られるということです。ですから、講座の整理をするだけで成績はみるみる向上することがあります。学習塾には「努力をたくさんしなければ効果は得られない」というところが少なくありません。これはこれで間違ってはいないのですが、成績不振をすべて「お子さんの努力が足りないから」といって片付けるのはいかがなものでしょう。いくら努力しても、その方向が間違っていれば効果は上がりませんし、的確な分析と目標設定ができれば、最小の努力で大きな結果を得られることもあります。極端な場合、努力の量を減らす、つまりがんばりすぎないほうがよい結果が得られることもあります。

しかしここでご注意いただきたいのは、努力の形を変える、学習の方法を変えるだけで、全く努力をしなくてもよくなるということではありません。どこの塾、個別指導を選ぶにしても、全く努力をやめてしまってよいということは絶対にありえないですよね。

学習は
インプット → アウトプット
の繰り返しですから、この作業無くして何かが身につくことはありません。

理科や社会の暗記が苦手なお子さんであれば、どのような方法が覚えやすいのかを検証することで前進があるかもしれません。テキストを見て覚えて、何度も何度も書いて「目と手で覚える」という作業をいくら積み重ねても上手くいかなかったお子さんに対して、テープやCDに吹き込んで移動中の車の中で聞かせるようにすると、非常にたくさんのことを無理なく覚えられるようになった、という例も実際にあります。目がだめなら耳で、ということです。何度漢字を書いても覚えられないお子さんには、声を出させる方法を試してみるのです(漢字を声で覚える方法はいくつかありますが、例えば漢字のパーツそれぞれに名前を付け、それを声に出して覚えるといった方法があります)。

中学受験は大きなイベントですが、決して苦しいことばかりではありません。親子で工夫し、楽しみながら乗り切ることだってできるのです。しかも、終わってみればお子さんが意外なほどに成長していた、という嬉しいおまけつきです。

皆さんも、楽しく効果のある学習法をいろいろ試してみてください。

ヒントは「視覚・聴覚・体感覚のどれを重視するか」です。
家庭学習2011年02月19日13時38分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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