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私って、頭いい?

家庭学習2011年07月09日10時54分
お子さんの学習を指導する際、「褒めることを心がけるとよい」ということも、よく言われます。

ひとを褒めるのは、難しいものです。赤の他人ならなおさらですが、親子でもやはりそうですね。

「先生、うちの子褒めるところがないんです。」

冗談交じりにおっしゃるお父さん、お母さんも多いです。
私が普段接するお父さん、お母さんたちは思慮深い方が多いので、ご謙遜もあってそうおっしゃるのだと思います。

お子さんと一緒にお母さんと話しているときに、お母さんが「先生、うちの子はできが悪くって・・・」と謙遜されると、横でお子さんは非常に不服そうな顔をします。先生の前で、お母さんに褒めてほしいんですね。


さて、最近お子さんに「○○くんは、頭いいね。」「○○ちゃんは、本当にかしこい子だね。」と言っていますか?

もう小学校の高学年なんだから、そんなこと照れくさくて言えない、と感じられるかもしれませんね。

私は授業中、よくそういった表現を使います。
「できた?おお~、かしこいね~。」「こういう問題ができる子は、頭がいいってことだよ。」「○○くんは、頭がいいね。」
などなど。
使うタイミングさえ間違わなければ、効果は絶大です。こういうと難しく聞こえるかもしれませんが、タイミングは簡単。お子さんを見ていて、心底そう思ったときに使うのです。そう思うためには、お子さんの「粗探し」をしないという視点が必要です。
どんなにおとなしい、あまり(恥ずかしがり屋なのでしょうね)感情を表に出さないお子さんでも、こういった声かけに対しては「ぴくん」と反応します。
そこからどんどんがんばって問題を解いたりします。

「かしこい」「頭がいい」は素質に関することだから、簡単に使っちゃいけない、と考えてしまう大人が多いようですね。あくまで大切なのは努力であり、「かしこい」「頭がいい」で片づけちゃいけない、とか。先生方でも、「努力が実った」という褒め方はしても、「かしこい」「頭がいい」とおっしゃる方は意外に少ないようです。
ですからお子さんがある程度の年令になると、あまり手放しではこのような表現で伝えられることがなくなっていきます。

皆さんがお子さんに「かしこいね。」「頭いいね。」と伝えてあげることに、どんなリスクがあるでしょうか?

「僕は頭がいいだから、努力なんてしなくても大丈夫」とお子さんは思うでしょうか?

私が経験した限りでは、まったく逆です。

「かしこい」「頭がいい」と言ってあげると、お子さんはがんばります。誰だって、自分を「頭が悪い」なんて思っていません。でも、改めて誰かに言ってもらうと、自分の味方ができたような気持ちになってがんばれるのだと思います。

その味方が、お父さん、お母さんだったら、これ以上心強いことはないでしょう。そして、「かしこい自分」をお父さん、お母さんに証明するためにがんばるのです。

そうやって自信が生まれ、育っていきます。


ぜひ、「かしこいね」「頭いいね」を連発してみてください。

お子さんに変化が起こるはずです。
家庭学習2011年07月09日10時54分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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