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オリジナル・理科ドキュメンタリー

身のまわりの理科2011年07月12日15時28分
夏休みです。

塾の夏期講習があったり、学校の補習やプール、ご家庭でのイベント、ご旅行など、お子さんもお父さん、お母さんも大忙しの季節が始まりましたね。特に小6受験生の親御さんは塾で食べるお弁当づくりや送り迎えなど、ほんとうに大変な1ヶ月あまりになると思います。

さて、学校の宿題はもう持って帰ってきましたか?

お通いの学校や担任の先生によって、夏の宿題の量などは様々のようですね。夏の宿題の中でも、必ずと言っていいほど出題されるのが
読書感想文
自由研究
ではないかと思います。

私は理系の人間ですので、読書感想文については子どもの頃に苦労した思い出があります。本を読むのは嫌いではなかったのですが、さて何を書こう、というとピタッと手が止まってしまったものです。このあたりのアドバイスは、SS-1のメールマガジンなどでも取り上げていますので、参考にしてみてください。

自由研究についても、この時期の面談やお子さんたちとの対話の中で、よく話題にのぼります。といっても、私たち大人が小学生だった頃にくらべると、今はインターネットでいろいろなことが調べられたり、公共の施設のイベントなどが充実していたりと、やろうと思えば比較的容易にいろいろな体験や調べごとができますね。これらを使わない手はありません。

では、何について調べる?ということになると、「う~ん、そこが難しいんだよね~。」という声がお子さんからは聞こえてきます。読書感想文とまったく同じことなんですね。

理科という科目の最大の面白さの1つは、自分が不思議に思っていることを実験や観察によって確かめられるということだと思います。ですから、何か不思議に思っていることさえあれば自由研究のテーマは簡単に決められます。

「え~、そんなのないよ。」
というお子さんには、「きっかけ」を与えてあげましょう。
下の写真を見てください。


単にコップの水に赤鉛筆を差し込んで写真に撮っただけです。
私はこのような写真を携帯電話にたくさん保存していて、ときおりお子さんに見せてあげます。
水面の位置で鉛筆がずれて見えていますよね?
「当たり前じゃん。5年生のときに、光は水面で屈折するって習ったもん。」
こういう「返し」ができるお子さんは聡明ですね。では、どうして?今起こっている現象を科学的に説明するとしたら?

これに乗ってくればしめたものです。
「図を書いて説明してみて。」「真上から見た図にしてみようか。」「それだと、こうは見えないんじゃないかな。」「光の曲がり方って、そっちの方向だったっけ?」
などお子さんと思考錯誤できれば、それが立派な自由研究になります。

「まてよ、ガラスのコップだと、ガラスの面でも光が屈折してしまうから、もっと薄いものの方がいいかな。・・・よし、ペットボトルを切って使ってみよう。」
「他に光の実験ができるとしたら、簡単に手に入るものはないかな・・・。あっ、虫めがねなら100均ショップで売ってるかも。」

などなど・・・。

本当に便利な世の中になりましたね。お子さんの発想や創意工夫を実現できるツールがたくさんある、という点では100均ショップはとても強い味方です(笑)。化学の実験で使うリトマス紙などが、比較的簡単に近所の薬局で手に入るということも、意外に知られていませんね。

リトマス紙をお子さんに持たせると、「さて、何を調べてやろうか」という、本当に生き生きした表情になります(これはほぼ100%の確率です!)。その表情を見ているだけで、嬉しくなってきますよね。

お子さんと100均ショップで「これがあるとどんな実験ができるかな」という視点でショッピングを楽しんでみてはいかがでしょう?その模様からデジカメや携帯電話で写真にとっておけば、ちょっとした「理科実験ドキュメンタリー」の出来上がりです!そのような1日を夏休みの中に用意しておくと、とてもいい思い出作りにもなると思います。

ぜひ楽しい自由研究を仕上げてみてくださいね!
身のまわりの理科2011年07月12日15時28分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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