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正答率表の活用

中学受験2011年07月25日18時49分
みなさんのお子さんは、塾で受けた公開テストのなおし、していますか?

私がSS-1で出会うお子さんたちは、SS-1に始めてこられる方でも、きちんと公開テストの直しをしている方が多いです。お父さん、お母さんの意識も高いのでしょうね。

さて、公開テストの直しについてよく言われるのが、「○○君の場合、正答率40%くらいまでの問題を直しておくといいですよ。」ですね。そのお子さんの現状や目指すところなどによって、公開テストの中でも「解けなければならない問題・できれば解いておきたい問題・あまり必要でない問題」も変わってきますから、その「色分け」を行う手軽な方法として、私もお勧めすることがあります。

たとえば、ある塾の女子の人数が800人であるとしましょう。そして、その塾からは女子最難関であるA中学校に、毎年およそ80人が合格している、とすると、その80人は最難関中学校を受験して合格する層ですから、塾の女子の中でもトップの80名に近いと考えられますね。この約1割のお子さんたちと、正答率10%台の難問を解いているお子さんたちは、かなりの確率で重なると思いませんか?

つまり、最難関中学校を目指すのであれば、できれば正答率10%台の問題も、なおしのメニューに入れたいところです。お通いの塾の判定で、偏差値50くらいの学校を受験されるのでしたら、公開テストでも正答率50%を超える問題はきちんと直しておきたいですね。あくまでもざっくりとですが、お子さんの目標と現状から、なおしをしておくべき問題が見えてくるわけです。

しかし、いくら最難関を目指しているからといっても、現状のお子さんの偏差値と目標との間に大きなギャップがあれば、今のところは正答率30%を超えるものをなおしのメニューにしよう、といった判断が必要になります。そして、力がついたら20%台や10%台の問題をなおしのメニューにしようね、という目標ができる訳です。そのあたりの「線引き」については私もよく相談を受けます。実際にお子さんを担当している講師に依頼してみるのがいいですね。

さて、1つ注意すべきなのは国語や理科の問題では「選択式」回答が多く、これらの正答率は必ずしも実態を反映しないということです。

超難問でも、たとえば回答のしかたが三択だと、全員がランダムに解答を選んだとしても、計算上30%ほどの正答率が出る(つまり、幸運にも「当たった!」人が約3割)ことになりますね。

この正答率30%と、真の意味での30%を見分けるのは、ご本人にはなかなか難しいことです。自分が難しく感じているだけなのか?それとも見かけの正答率より難しい問題か?それによってお子さんの自信やモチベーションは大きく変わることがありますから、重要な問題です。

中学受験2011年07月25日18時49分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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