中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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勉強をしたがらないお子さん

家庭学習2011年09月17日12時46分
勉強をしたがらないお子さんについて話をしましょう。

「宿題に取り掛かるのが遅いんです。」
「学校から帰ったら、まずテレビ。あんまり長いんで、叱りつけてやっと机に座るんです。それから、やっているのかと思って覗き込むと、シャーペンを分解して遊んでいるんです!」
「やる気になると30分くらいで終わることなのに、イヤイヤやっているものですからすごく時間がかかって、結局寝るのが深夜になってしまうんです。」

・・・などなど。お父さん、お母さん、おつかれさまです。

さて、なんでやりたがらないんでしょうね?

以前にも同様のことを書いているかもしれませんが、単純に、面白くないのでしょう。

こう言うと、真面目なお父さん、お母さんからはお叱りの言葉が飛んできそうです。

「勉強なんだから、楽しいことばかりじゃないでしょう!そこを我慢してやらないと成績が上がらないじゃないの!」とか。

でも、それって大人の論理です、たぶん。
大人なら厭なことでも「やらなければならないから」という義務感で取り組むことができます。しかしお子さんには難しいことがありますよね、現実。

ゲームの大好きなお子さんは、放っておくと1日中でもゲームに没頭しそうな勢いでやりますよね。それが決して良いことだとは思いませんが、「どうして1日中やって飽きないんだろう?」と考えてみることは重要だと思います。

美しい画像やファンタジックな場面、ストーリー展開などとともに、お子さんを飽きさせないよう、長く楽しんでもらえるよう、開発者であるエンジニアや、時にはマンガ家、小説家、映画監督の方たちなどが作成に関与したり、監修したりして、練りに練って作成するのですから、面白くないわけがないといえばそれまでですが、どこに面白さを感じるのでしょう?

ゲームのCMで中川翔子さんが「○○の場面は、怖いですね。子どもの頃の恐怖がちゃんと残っていて・・・私、子どもが生まれたら、『お母さんは教えてあげないから、自分で解いてみなさい』って言って・・・だけど、それを乗り越えて・・・大事ですね・・・。」と仰るのがありますが、その「達成感」は1つのキーワードです。たとえば怖いばっかりで、全然前に進むことができないくらい難易度が高かったら、そんなゲームはお子さんたちに受け入れられないでしょう。怖くて難しそうだけど、何とかなるかもしれない、いや何とかなるだろう(だって、商品として売ってるものなんだもん)、とか。そう思えるから、チャレンジするんですね。


何度かチャレンジしたらクリアできるくらいに作られていて、なおかつ工夫したり、試したりすることによってさらに早くクリアできるとか、ボーナスポイントがあるとか、さすがに考える、工夫する、作業する、といった、お子さんを飽きさせない工夫が凝らされているわけです。

勉強にも、そういう楽しみってありませんでしたっけ?

記憶をたどっていくと・・・ありましたよね。
(お父さん、お母さんにお願いなのですが、ご自身が小学生つまり今のお子さんと同じ年のころまでさかのぼってくださいね。高校生くらいの思い出だと、今のお子さんの成長段階とずいぶん差がありますので)

算数を習い始めたころ。クラスのみんなができない問題が、自分にはわかったという瞬間。
あるいは、小学校で得意な本読みの順番が回ってくるのが待ち遠しかった経験。
逆上がりができたときとか、自転車に乗れるようになったときと同じような喜びが、勉強の中にも確実に存在します。

私は引っ込み思案で、あまり学校で活発に発表したりするタイプではなかったのですが、ひそかに先生が「僕はわかってる!」ってことに気付いてくれるのを待っていた記憶があります。

勉強には確かに辛いことや苦しいこともありますが、できたことによる達成感やそれを誰かに認められたときの喜びは、お子さんたちにとって想像以上に大きなものです。

でも、進学塾の中ではそれが味わいにくいのも事実かもしれません。
いわゆる「できる子」ばかりが集まっている状態ですから。


お子さんを褒めることを躊躇するお父さん、お母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
なんか、お子さんに冷めた反応をされるんじゃないかとか(笑)。

でも、できるようになったことをお子さんと一緒に喜ぶのは、お父さん、お母さんだけのいわば特権です。

使わない手はないですね。

喜びは伝染するものです。

親→子のときほどその力が大きいものはありません。

家庭学習2011年09月17日12時46分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。