中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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ノート作り

取材2011年11月22日20時29分
11月6日、兵庫県の神戸新聞社さんに、「カリスマ先生のノート拝見」という企画で取材協力にお邪魔してきました。

今回は、理科の成績を上げたいという希望の中1のお子さんと、ノートの作り方について一緒に考えてきました。

以前にも一度ご報告しましたが、この「カリスマ先生のノート拝見」は、神戸新聞日曜版に月1回連載される企画です。
毎回ノート作りに悩む読者のお子さんと親御さんが参加し、より学習に役立つノート作りについてSS-1の講師とともに考えるんですね。
今月は理科のご希望ということで、私の出番となりました。

教室にお問い合わせいただいた最初の面談時にもよくお子さんのノートは拝見するのですが、特に男子のノートに関する親御さんの心配・不満として「字が汚い!」というのがあります。

我々が見て「何が書いてあるかがわかる」というのなら立派な方で、ひどい場合は自分でも何が書いてあるかわからない場合もあります。それも決して特殊な例ではありません。

私は算数・理科を担当しますので、そのノートを拝見するのですが、ほとんどの場合それらは「作業ノート」です。それはそれで全く構わないと私は考えています。算数や理科は問題を解く際に大量の作業(メモや図や計算など)を必要とする場合がありますから、そのためのスペースは絶対に必要です。では何が問題なのかというと、作業とそれ以外のことが混在していること、さらにさかのぼれば「あとで活用する」という前提に立っていないので、授業の際はいわば「儀式」のように「先生が写せって言うから」黒板に書かれていることを写し、それに重なるように大量の作業が行われているので、あとで見ても何の事だかわからない、ということです。

さて、ここまで考えると根源的な疑問が湧いてきませんか?

ノートは何のためにとるのか?

という疑問です。
この疑問に対する模範的な回答は「あとで、復習するときに活用するため」かもしれませんが、現実は必ずしもそうはなっていないようです。
進学塾に通っているお子さんたちの中でも、授業で取ったノートをあとで活用している例はかなり少ないのではないでしょうか。
あとで活用できるノートをつくる近道があるとすれば、それは「何をどこに書くか」を決めるということかもしれません。

多くの進学塾の授業形態は、「導入」の段階と「演習」の段階に分かれます。
「導入」とは、今回学習する単元を講師が解説し、お子さんたちに理解してもらう段階です。
「演習」は、習ったことを使って実際に自分で問題が解けるか試す段階です。

お子さんたちは「導入授業」を聞きながら、黒板に書かれたものをノートに書き写します。生物の授業などだと、長い時間かかって先生が書いた図(イラスト)を写す子も出てきます。また明らかに間違った図を書いている子や、イラストは諦めてそれ以外の部分を写す子もいるでしょう。
以前にもお伝えしたとおり、テキストに出てきている図はあらかじめコピーしてノートに貼りつけておけば、夢中で図を書き写して説明を聞き逃す、といったことを避けることができますし、あらかじめ「ここに書くべきことは何か」が決まるので、あちこちに書いてあとで見てもわからない、という問題も起こりにくくなります。

参考にしてみてください。
http://www.e-juken.jp/blog/tsuji/2011/02/post_18.html

さて、導入授業が一段落して演習の段階に入ったら、迷わずノートのページを繰るようにしましょう。また問題の解説の中にも大切なことはたくさんありますから、それらを書き写すスペースも必要ですね。ですから、演習はノート見開きの左側だけを使うという工夫も有効です。右側のページが解説を聞いてわかったこと、先生が「ポイント」として示したこと、自分が覚えておこうと思ったことなどを書き込むスペースです。これは導入授業を聞いているときにとるノートでも同じですね。

こうやってノートの「定型」を作っておくとあとで活用しやすいですし、なにより「活用しよう」という気になるものです。ノートの右側のページには大切なことがたくさん書かれているはずですから、テスト前の復習等にも有効です。

今回ノート作りについて一緒に考えたのは中学1年生の男の子でしたが、工夫することでノート作りに楽しみが生まれ、試験前の学習にも役立ててくれるのではと期待しています。
取材2011年11月22日20時29分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。