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とにかく「表」!でできること

家庭学習2012年03月31日20時29分
理科の問題を考える際、解くためにはまず整理、といのが鉄則ですが、そのためのツールで最もよく使うものの1つが、表だと思います。

たとえば、以下のような問題について考えてみましょう。

「インゲンマメの種子の発芽について、以下のような実験を行いました。

インゲンマメの種子を数個ずつ、脱脂綿をしいたシャーレA,B,C,D,Eに入れ、A,B,Cには脱脂綿が浸る程度に水を入れました。またAは25度の日の当たる場所に置き、B,Dは5度の冷蔵庫の中に、C,Eは25度の暗箱の中に入れました。

数日後、ほとんどの種子が発芽していたシャーレが2つあり、残りの3つのシャーレの種子は、1つも発芽していませんでした。

(1) ほとんどの種子が発芽していたシャーレは、どれとどれですか。

(2) AとCのシャーレをくらべると、どのようなことがわかりますか。簡単に説明しなさい。」


さて、発芽したのは、もちろんAとCのシャーレですね。
発芽に必要な3つの要素は
1.水
2.空気
3.適当な温度

ですから、この3つが揃っているものを選べばいいんです。
問題文を読み返しながら探すのがちょっと面倒ですが・・・。

勘違いやちょっとした間違い、いわゆる「ケアレスミス」は、この「ちょっと面倒な作業」を行っているときにおこります。「大いに面倒な作業」であれば、取り組むほうもそのつもりで取り組みますから。

さて、ではこの「ちょっと面倒な作業」をなくすにはどうすればいいでしょう?

ということで、今回の話題「とにかく表にする!」なんですね。この実験では発芽の3条件のほかに、光という要素も考える必要がありますが、条件が増えても作業は大して複雑にはなりません。書いてみましょう。

水  空気   温度   光  結果
A○  ○    25℃   ○   ○
B○  ○    5℃   ×   ×
C○  ○    25℃   ×   ○
D×  ○    5℃   ×   ×
E×  ○    25℃   ×   ×

光は発芽に必要ありませんから、水・空気・温度が揃っているものを選べばいいんですね。よって表に示した通り、発芽するのはAとCのシャーレの種子です。
また(2)でAとCのシャーレをくらべていますが、AとCで違っている条件は、光のあるなしだけです。

つまり、「発芽には光は必要ない」(AもCも結果発芽しているから)ということがわかるわけです。

この問題は、分野としては思考系分野に分類される問題ですが、その前段階として「表に整理する」という知識があると、より確実に、早く正確に解くことができるわけです。

このように「とりあえず表にまとめる」という作戦でできることは、まだまだたくさんあります。

ぜひお子さんにも進めてみてあげてください。
家庭学習2012年03月31日20時29分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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