中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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天才児の育て方

子育て2012年04月12日08時45分
いろいろなメディアの取材などで、自分自身が教えてきたお子さん以外の話を聞くことも多いのですが、世の中には「天才児」と呼ばれるお子さんが、確かに存在します。

私の経験上、非常に能力が高く、考えるということそのものが好き、というお子さんたちですが、どちらかといえば実態は、どうしても興味や関心から逃れられず、考えてしまう、というのに近いでしょうか。

各進学塾でトップ層の成績を保ち、最難関中学校にトップクラスの成績で合格していくお子さんたち。実は、いわゆる「ガリ勉」タイプのお子さんは少ないです。

では、持って生まれた能力が非常に高いので、勉強しなくてもできてしまうのかというと、(もちろん世の中にはほんの少数そのようなお子さんもいるかもしれませんが)そんなこともありません。


やっぱり、勉強しないとできるわけがないのです。


では、そのようなお子さんは、「勉強しなさい」と言われたら聞き分けよく決められた時間だけ机に向かう優等生タイプなのか。


それも少し違います。


先ほど述べたとおり、興味や関心がありすぎて、どうしても考えてしまうのです。その興味の対象はもちろん塾の宿題とは限りません。模試などでは塾内トップ層の成績を出すのですが、塾の宿題を非常に嫌がるお子さんも多くいます。でも、確実にその興味の対象は算数であったり、理科であったり、もっと大きなくくりで数字や科学であったりします。


幼いころから、自分の興味の対象について考え抜く習慣がついている、という表現が一番近いかもしれません。実は、高学年になってからこの習慣をつけることは、中学受験生には困難です。

高学年になると塾の宿題が多くて、問題を長時間かけて熟考する余裕がないからです。


「天才児」と呼ばれるお子さんは、低学年のうちにこの習慣をつけていることが非常に多いです。塾の宿題を3回演習させるかわりに、お子さんが興味を持つ分野の良質な「考えるための材料」を与え、お子さんが思考に没頭できる時間を作ってあげているんですね。意外かもしれませんが、このようなお子さんの親御さんには、いわゆる教育ママ・パパタイプの方は少ないです。特に低学年のうちは、数字や科学に関することに没頭するお子さんを暖かく見守っておられる方が多い。


この時期に考えることの楽しさを覚えたお子さんは、高学年になってもあまりTVゲームなどには夢中になりません。もちろんゲームも、製作会社の方たちが頭をひねって作りだし、しかも有料で買ってもらおうというものですから、もちろんよく考えて、お子さんたちが楽しめるように工夫を重ねて作られています。段階的にレベルアップしたり、工夫の余地があるゲームがお子さんに人気があるのも事実ですが、より考えることの面白さを突き詰めていくと数論や物理にはかなわないということが、お子さんにもわかってくるのでしょう。もちろん、ゲーム的なアプローチ(目標設定などは、ゲームでの「レベルアップ」そのものの作業ですね)を学習に取り入れることは重要ですが。

自分の頭脳と体、心を総動員して難題を解決する方法を模索していく、という人間が根源的に感じる達成感を何よりも感じさせてくれるのは、やはり学問である、ということを幼いながらも肌で感じたお子さんは、その虜になってくのでしょうね。

同じゲームでも、カードゲームや将棋などには「はまる」お子さんが多いのも彼らの特徴でしょうか。
子育て2012年04月12日08時45分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。