中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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理解が進む発問について

家庭学習2012年05月02日09時00分
今回は、私がお子さんたちと授業内でやりとりするときに留意することも踏まえ、お子さんへの声かけについてです。

お子さんと一緒に勉強、たとえば塾の宿題をすることを考えましょう。

1. 自分でできるところは任せる
まず、自分で比較的スラスラとできているところは、お子さんに任せておきます。たとえば式を書いていないとか、気になることもあるかもしれませんが、指摘はもう少し先です。もちろん、できたことに関しては称賛を忘れずに。「OK!」「素晴らしい!」「えらい!」「よくできたね」などなど。。お子さんをどんどん「乗せて」あげましょう。

2. 明らかに間違って進んでいる場合
どの部分が間違っているか、追跡が必要です。お父さんお母さんが把握してからの指摘でOKです。
そしていざ指摘するわけですが、このとき詰るような口調にならないように注意が必要です。
「何やってんのよ!」ではなく、落ち着いて、間違った箇所について、「この100って、どうやってでてきたのかな。」と確かめるように。お子さんが間違いに気づいたら、方向修正です。このとき、途中経過を書いていないことで、途中からの再現が難しいこともあると思います(というか、お父さん、お母さんの悩みのベスト5に入っているかも・・・)。しかしここでも、「あなたが式を書いてないからじゃないの!」ではお子さんが委縮するか反発するかのどちらかになります。

・・・式を書いた方がよかったな・・・というのはお子さんも重々わかっているんです。この時点では。。

ですから、「よし、じゃあ次は式をすべて書き残していってみようか。」でじゅうぶん、お父さんお母さんの思いは伝わります。

3. 手が止まってしまった場合
ここでもすぐに中断せず、一呼吸です。お子さんの様子をよく観察してみてください。全く分からないのか、何かを考えている途中なのか、思い当たること(こうやって解くのかな?)はあるけど躊躇しているのか(授業の場合、「恥ずかしい」といった理由でこういうこともあります。ご家庭の場合は、お子さんが委縮している場合にこのようなことがあるようです)、あるいは何か別のことを考えているとか。。

私たちプロの場合、このようなときに「この問題のどこが分かりにくいのか、言葉にできるかな?」と問いかけることで、問題の本質に近づくことを試みる場合があります。

「何が分かったらこの問題は解けるのかな?」
「じゃあ、今は何が分からないから困っているの?」
「ということは、この問題難しさ、つまりポイントはこういったところにあるんだよね。」

といった具合です。

もうすこし簡単な対応法として、お子さんに柔軟に考えたことを口にさせながら思考を勧める方法もあります。

「・・・そうだよね。この問題ってすごく難しいよね。」

と、問題が難しく、分からないことは恥ずかしいことでも、とがめられるべきことでもない、ということを認めてあげるのです。その上で、一緒にその問題を解決していこうと提案してあげるんです。

お父さん、お母さんとお子さんが、同じ方向を向いて進んでいる、という状態で日々の学習を勧めていくのが、思考力を大きく発揮できるお子さんに育てていく秘訣です。

ご家庭での学習に役立つことがあれば、どんどん取り入れてくださいね!
家庭学習2012年05月02日09時00分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。