中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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単位つきで話そう

家庭学習2012年05月31日09時34分
VAKって聞いたことあるでしょうか。

アルファベットは別にどうでもいいんですが、

Vは視覚
Aは聴覚
Kは体感覚

のことだそうで、人が何かを学習するとき、使う感覚は人によって違うのだそうです。

もちろん誰でも3つの感覚を使っているのですが、使う割合に差があるんですね。

私の場合は聴覚が強いです。

たとえば子供の頃、漢字を覚えるときはよく部首を唱えることで覚えていました。

たとえば「役」という字は「ぎょうにんべん」に「るまた」ですよね。
だから子供の頃の私は「ギョウ ルマタ」なんて唱えていたわけです。

ちなみに「るまた」は「又」の上の部分がカタカナの「ル」に見えたので「ル又」と呼ばれるようになったそうです。
ということは、私が唱えていたこともあながち頓珍漢ではなかったのかなと思います。。。

さて、聴覚派の勉強の強みは、音声によって自分で自分に教えることができる、ということです(笑)。

大げさですが。

たとえば、「そうか。塩酸が20cm3しかないから、水酸化ナトリウム水溶液がすべて中和できなかったんだな。」
といった具合に、ぶつぶつ唱える(別に実際に音声として発しなくてもよいのですが)ことで、頭の中を整理していくことができるんですね。

では弱点はというと、音声は目に見えるものとして残らないということです。

だから、音声のみで対応できない部分は、今度は書いて視覚を利用することで対応するんですね。

化学や物理の問題をしているとき、「塩酸50と、水酸化ナトリウム水溶液40で中和するんだね。」なんて、普段けっこう言っていそうですが、それって、重さ?体積?

化学ではあまり問題にはなりませんが、これがたとえば力学の「浮力」の単元だと、けっこう大変なことになったりします。

「だって、40だけ押しのけたんだから、40だけ軽くなったんだよ。でもほんとは120の重さなんだよね・・
え?この物体の1あたりの重さ?ええと・・・」

もう訳わからないですね(笑)。

こんなときは、まず単位つきで話をしましょう。

「40cm3だけ水を押しのけたんだから、40だけ軽くなったんだよ。でもほんとは120の重さなんだよね・・
だから、この物体1cm3あたりの重さは・・・

そして、ここからは書くべきです。

40cm3・・・120

だったら、

1cm3・・・□

□=3g   ですね。

自分の感覚の特性に慣れてくると、ここまでは聴覚中心、ここからは視覚も利用して・・・と自分なりの「きまり」ができてきます。
大人になるにつれて、そうやって自分という人間を理解して自分の力を活用していくと思うのですが、お子さんたちはまだ、そのような作業には慣れていません。

でも教えてあげると、うまく使えるようになってきます。

こういうことに気付き始めると、学習は新しい段階に入っていきます。
家庭学習2012年05月31日09時34分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。