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解法知識の研究

中学受験2012年10月13日13時39分
秋になり、各塾でも

「中学校別模試」「○○オープン」「志望校判定」

といった、受験生には気になる模試が目白押しになりますね。

さて、テスト結果はもちろん気になるところだと思うのですが、これらのテストから、
今まで自分が知らなかった、忘れてしまっていた解法知識を見つけ出し、それらを
知り、思い出し、次には自力で使いこなせるようにしていくことが大切です。

つまり、「○○中合格判定」というのは、もちろん今の自分に合格の可能性がどれくらい
あるのかを知るテストではありますが、

「合格により近付いていくには何を補充すればよいのか」

を知るテストでもあります。

さて、今回からは受験生のみなさんが以外と知らない、忘れている、
そのため失点の原因になりがちな解法知識についてみていくことにします。

今回は生物を取り上げます。

【問題】ある生物のメスは、生涯で1回だけ産卵します。
生まれた卵のうち、成虫にまで成長し、繁殖に関わるのは、卵1000個につき
20匹です。
さて、この昆虫の成虫は、1匹あたり何個の卵を産めば、この昆虫は将来に
わたり増えも減りもしないでしょうか。

【解答・解説】
「ええと、20匹の昆虫がみんなで1000個の卵を産めばいいでしょ。簡単じゃん。
1000÷20=50個!どうだ!!」

というミスを誘う問題なんですね。

成虫になったこの昆虫20匹には、オスとメスがいます。
20匹いれば、計算上できるカップルの数は10組ですね。

ですから、10組のカップルが1000個の卵を産まなければならないということになります。

よって 1000÷10=100個

が正解です。

もう一問いってみましょう。

【問題】
ある昆虫は、卵として生まれた1000個のうち、幼虫になったのは900匹、さなぎにまで
なったのは100匹、そして成虫になったのは10匹でした。この昆虫の死亡率(はじめの
個体数に対する、死亡した個体数の割合)が最も高かったのは、卵・幼虫・さなぎのどの
時期ですか。

【解答・解説】
幼虫になった900匹のうち、さなぎになれたのはたったの100匹・・・800匹も死んだんだ・・
ということに目を奪われ、ついつい「幼虫」と答えてしまう受験生が多い引っかけです。
死亡率は割合ですから、900匹のうち800匹が死んだとすると死亡率の計算は、

800÷900×100=88.88・・・%となります。

これよりも、さなぎになった100匹のうち10匹が成虫になった、つまり90匹が死亡した場合

90÷100×100=90%

の方が死亡率が高いということになりますね。

どちらもちょっとした「うっかり」を誘う問題ですが、一度毛経験しておけば、次からは気付く
事ができるようになっていきます。

ぜひ、お子さんに出題してみてあげてください。

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池袋サンシャインシティにある水族館にて。手軽に立ち寄れる学習スポット、低学年のお子さんは
興味付けに、6年生には息抜きにいかが?
中学受験2012年10月13日13時39分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。