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解法知識の研究⑤

中学受験2012年11月16日03時19分
立冬も過ぎ、本格的な冬の気配を感じる朝も多くなってきました。

受験生の皆さんも、お父さん、お母さんも、風邪には気をつけてくださいね。

空気が澄んで、天体観測に適した季節になってきましたが、天体観測というほど
大げさでなくても、空を見上げて月の美しさにホッとするのもよいものです。

明後日、16日ごろには、夕方に月と火星が接近して見られるそうです。

火星は非常に明るく輝いて見えると思いますので、ぜひ見てみてくださいね。


さて、今回は解法技術について、第5回目です。

物理にしましょう。


力学の問題において、受験生のみなさんが

「これって、どうやって解くの?」

と思う問題に、支点がどこかわからないというものがあります。

たとえばこんな問題。

【問題】
次のように、重さを考えなくてよい棒に、10cmごとに1~10までの点をつけました。
そして、各点にそれぞれの番号と同じ重さのおもりをつり下げました。
この棒を、どこか一点で支えてつり合わせるには、どの点を支えるとよいでしょうか。

t_20121116_01.jpg


【解答・解説】
さて、この問題を始めてみたお子さんは、だいたい

「え?いったい何を聞かれてんの??」

となります。

「どこか一点で支えてつり合わせる」という言葉がわかりにくいんですね。

でも、よく考えてみれば「どこか一点で支える」ということは、支点を探すといいんです。

よくある

t_20121116_02.jpg


を探す作業になります。

では、どうやって探しましょう?

ここで、「作業上都合の良い点を、自分で支点として決める」ということが必要になります。

棒を左右のつり合いだけで考えていると、どうしても先ほどの図のように右のおもりと左のおもりの間に
支点があることばかりを考えてしまいますが、

作業上都合がよいように、棒の左橋を支点と考えるんです。

t_20121116_03.jpg


そうすると、支点を中心に棒を左回りに回すはたらき=55g × □
支点を中心に棒を左回りに回すはたらき
=1×10+2×20+3×30+4×40+5×50+6×60+7×70+8×80+9×90+10×100=3850

とわかるんですね。

では□はいくらになるかというと、

3850 ÷ 55 = 70

ということになり、こたえは7の点です。

このように、てこの支点は自分で決めてしまっても全く問題ないんですね。

苦手と思っている受験生も、どんどん試してみましょう!



季節とともに、日の入りの位置もずいぶん変わるんですね。
びっくりです。

t_20121116_04.jpg


t_20121116_05.jpg
中学受験2012年11月16日03時19分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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