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天才=閃き?

中学受験2013年09月12日17時50分
9月ももう半ば。

昼間は残暑を感じるものの、朝夕はずいぶん涼しくなりましたね。

もうあと10日ほどで秋分。

だんだん日も短くなってきました。

徐々に気温も下がっていく時期に入っていきますが、

お子さんたちは体調を崩さないよう、気をつけてもらいたいですね。


さて、今回は前回のお話に引き続き、
お子さんの、いわゆる「天才脳」を育てることに関して考えてみましょう。

「天才」という言葉から、「閃き」といったことをイメージする方は多いと思います。

しかし、一般に「天才」と言われているお子さんが備えるのは

①「閃き」の力
②「継続」の力

の2つだと私は感じています。

①の「閃き」の力があればすべてがうまくいく、
というように考える方も多いのですが、
御三家など最難関中学校の入試問題や、
現実社会で出会うの多くの問題に対処するには
②の「継続」の力が絶対に必要になります。

中学入試レベルで、この力を育んでいくには、
「問題を論理的に、最後まで自分の力で解決する」
という経験を積むことが大切だと、前回述べました。

たとえば、このようなクイズがあるのは
ご存じの方も多いでしょう。
これは高学年用ですが、試してみてください。

「ある人が、狼1匹と羊2匹を連れて旅をしています。
この旅人が、ある川にさしかかりました。
川を渡るためのボートが1そうあるのですが、
この旅人と動物1匹しか乗れません。

ただし、羊と狼だけを一緒に岸においておくと、
狼が羊を食べてしまいます。
さて、この旅人がすべての動物を向こう岸まで運ぶのに、
どのような載せ方をすればよいでしょうか。」

まずはじめに、どの動物を乗せていけばよいでしょうか。
・・・もちろん狼ですね。
羊を1匹連れて行けば、残った1匹が狼に食べられてしまうからです。
そして、狼を向こう岸まで乗せていき、戻った次には、
羊を1匹乗せていきます。
そして、その帰りに狼を乗せ、いったん連れ戻るのです。
でないと、向こう岸で最初に連れて行った羊が食べられてしまうからですね。
そして、狼をもとの岸に降ろし、残りの羊を連れて向こう岸に渡ります。
向こう岸に2匹目の羊を降ろしたら、またもとの岸に戻り、
1匹残っていた狼を乗せて向こう岸まで渡れば、完了。

大人が考えるとそう難しくはないかもしれませんが、
これをお子さんがきちんと分かるように説明するのは、
大変なことです。

考えて、すべての思考を説明することを経験するのは、とても大切なことです。
お父さんお母さんに説明できれば、ぜひ褒めてあげてください。

低学年のお子さんは、もう少し簡単な条件の問題をさせてあげるといいですね。


こういった練習で、思考力の器を大きくしていくことは、
単にテストで点が取れるということ以上に大切です。

なぜなら、問題解決のための思考というのは、
お子さんがおとなになっても必要なことだからです。


こういう経験をきちんと積んだお子さんは、粘り強さも手に入れます。
考えぬくことで問題を解決したという経験が、自信になるからです。


お子さんに説明させてあげ、お父さんお母さんも、
焦らず、じっくりと聞いてあげてください。

続けていると、国語の読解、算数の文章題などへの取り組みも
変わってくるはずです。
中学受験2013年09月12日17時50分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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