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開成2014理科

中学受験2014年02月13日15時55分
2月も中旬ですが、大雪が降ったり(今週末にも降りそうですが)
真冬の天気が続いていますね。

受験を終えた6年生たち、そしてお父さん、お母さんたちも
おつかれさまでした!


さて、今回は2014年度の開成中学校理科を解いてみたいと思います。

前回もお伝えしましたが、「開成らしいなぁ」と感じる、
非常に良問だったと思います。

今回とりあげるのは、大問1です。問題の内容は、



といった装置でピストンにおもりを載せ、中の空気の体積変化を測定する
というもの。
おもりの個数と空気の体積の関係は、



という結果になります。

問1では、この結果をグラフに表し、なめらかな線で結ぶというもの。
当然、みんなが出来る作業ということになります。



・・・あまり上手にかけませんでしたが・・・
このグラフを書くと、問2ができるようになります。

問2は表中の①の数値を答えなさいというもの。

問1のグラフが完成していたら、グラフを読み取るだけですね。
こたえは12です。

さて、問題は問3です。

問3では、
本来、空気に加える力と、空気の体積は反比例の関係になるはずだが、
この実験では載せるおもりを1個から2個、3個と増やしても、空気の体積が
2分の1、3分の1にならないのは、おもりの重さに空気の重さ(気圧)が
加わっているからだ、
と説明されています。

ここで受験生は、「なるほど」と思うわけですね。
グラフの形は反比例のような形なのに、確かに反比例になっていない。

そこで、

「おもりの数が0個のときに体積は30ml、1個のときは体積が20ml、
3分の2になっているぞ。
ということは・・・
かかっている力の比は2:3だ!!!」

とひらめくことができるかです。

おもりが載っていないときの(空気の重さによる)おもりの数が2個分、
おもりが1個載ったときのおもりの個数が3個分、と考えれば、
おもりが載っていないときにも、空気の重さ分、おもり2個分の力が
ピストンにかかっているということがわかります。

まるで開成の先生に教えてもらいながら考察を進めているような、
理科好きのお子さんを非常にワクワクさせる問題です!

この後この大問は問5まで続きますが、問4、問5は基本問題。
この問3が「肝」ということになります。

こういう問題を「楽しい」と感じる受験生を育てていきたいですね。



真冬の気候が続きます。体調に気をつけましょう!
中学受験2014年02月13日15時55分

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主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。