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式を書かない はダメなのか

家庭学習2014年08月01日00時42分
こんにちは、辻です。
塾の夏期講習が始まり、お子さんは忙しくしているでしょうか。

さて、今回は理科の計算分野の学習についてです。

算数は好きなのに、理科の計算問題が苦手な子っています。理由は様々でしょうが、共通しているのは「ルールを知らない」ということです。どんなに面白いゲームでも、ルールがわからなければ楽しくないのと同じで、ルールを知らないので楽しめないのです。

理科の計算問題のルールの1つで、もっともよく使うのは「比例の考え方」です。一方が2倍になっているのだから、もう一方も2倍だという考え方ですね。この考え方は分野を問わずよく使います。


たとえば、ある塩酸10gと水酸化ナトリウム水溶液20gが完全中和し、そのとき食塩が1.2gできるとしましょう。このとき、この塩酸30gと完全中和する水酸化ナトリウム水溶液は


塩酸水酸化ナトリウム水溶液食塩
10g20g1.2g
↓×3↓×3
30g□g


ということで60gですね。その時できる食塩は


塩酸水酸化ナトリウム水溶液食塩
10g20g1.2g
↓×3↓×3↓×3
30g60g□g


です。

非常に単純な「ルール」ですが、この考え方だけでなく、上に書いたような書き出し方まで含めて「ルール」なのです。このことを知らないと、頭の中だけで計算して間違ってしまうこともあります。

「先生、うちの子ぜんぜん式を書かないんです」というお悩み、よくお聞きしますが、実は式自体はあまり重要ではありません。いかに考えて、いかに解いたかがわかることが重要なのです。上に書いたような書き出しでぜんぜん構いません、式より重要です。

この夏、お母さんがみて「ああ、こうやって考えたのね」と納得できるような書き方をお子さんがしているか、ぜひ気にして見てあげてください。お母さんが見て「なるほど」と思う書き方ができていれば、夏の学習はお子さんの身になっているはずです。


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ときには息抜きも必要ですね。
家庭学習2014年08月01日00時42分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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