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SAPIX 日能研 まとめテストで問われる「実戦力」

家庭学習2014年08月23日14時31分
夏が終わります。

ここまでを振り返ってみて、計画通りに進んだでしょうか。夏にやりたかったこと、これまでの復習とか、苦手単元の学習、学校の宿題も「実」のある形でできたでしょうか。

さすがに6年生は、夏期講習に手一杯で、隙間の時間に学校の宿題をやるのが精一杯、という状態だったかもしれません。私の記憶の限りでも、各進学塾の6年生の夏日程は、10年前にくらべると飛躍的に「忙しく」なっています。

もうあと数日になってしまいましたが、夏休みの終わりは塾が休み、というスケジュールのご家庭も多いかと思います。大手ではSAPIX、日能研とも、夏休み最後の数日間はかなり自由に時間が使えるはずです。

各塾とも、夏の終わりにはまとめのイメージのテストがありますが、その直しや分析に最後の数日間を充てるのもいいですね。SAPIX、日能研とも6年生は26日あたりがテストだと思いますが、夏期講習テキストとテストのレベルが大きく違う場合もあるようです。

夏に難しい問題をたくさん解いたので、テストの問題難易度が低い場合に混乱してしまってミスを連発してしまったり、もちろんその逆もあるでしょう。目の前に出された問題のレベルを正しく判断し、適切な対応をする。難易度の低い問題は確実に、高い問題ではいろいろな解法の可能性を幅広く考える。言葉にすればこうなりますが、こういった力を「実戦力」といいいます。6年生が夏につけたかったのは、まさにこういう力ですね。それを試すのが夏の終わりのテストです。必ずしも夏期講習で習った問題レベルそのまま、というわけではありません。

テストなどで子どもたちが動揺するのは「予想外」の事態になった時です。たとえば、図形の問題。「あ!この図は見たことがあるぞ。解き方は確か。。。」といった感じで「一問、正解もらった?!」と喜んでとりかかったところ、図が似ているだけで全く違った切り口の問題だった…。というような場合。その問題に予定外に時間を費やし、その上で解けなかったようなときは、かなり動揺するはずです。その動揺が他の問題、いや他教科にまで影響を与える場合も少なくありません。

動揺しにくい気持ちの強さ、これもここから受験生がつけていかなければならない力です。経験が何よりの糧になりますが、やはり「これから起こることの予測」ができると不安は少ないですね。過去問を解いたり、出題傾向を分析するのも不安をなくすためです。それでも、「予想外」が起こる可能性はゼロではありません。だからこそ「何が起こるかわからない」という意識でテストを受けることが重要です。

このあたりのことをしっかり意識して、ここから立てこんでくるテストに臨むと、結果も違ってくると思います。


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一足先に秋を感じさせてくれる昆虫に出会いました。
家庭学習2014年08月23日14時31分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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