中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

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約束の場所

中学受験2014年12月11日19時30分
私の友人に、あるところへ行きたくなったら、どうしても我慢できずに行ってしまうという人がいます。その「あるところ」というのは、決して場所だけではなく、状態だったり状況だったりもします。

「こうなりたい」という欲望が生まれると、どんなに反対されても、どんなに馬鹿だと思われても、その場所に行きたい。たどり着きたい。という強い思い。

その場所に行かなければわからないことがあり、その場所にいないと見えないもの、出会えない人がいる。その時はほんとうのところはわからない。大人になったら、どんどん歳を重ねたらわかることも、夢中になってやっているときにはわからない。

仮にある子が一流サッカー選手やスーパーモデルや女優や大富豪になりたいと思っても、その場所に向かって一歩を踏み出さなければ、なれるかどうかすらわからない。

大げさな一歩でなくても、たとえばサッカースクールに行ってみなければ、ライバルがどれくらいいて、その中で自分はどの位置にいるのかさえわからない。

だからその人は、欲望が生まれたら即行動し、その場所に向かって駆け出す。そうしてきた。


「で、すべては今につながっているじゃないですか。」


そんな話をその人から聞いたとき、何かが腑に落ちたような気がしたのです。

「受験だって、そうだ。」

その場所に行かなければ、ライバルがどれくらいいるのか、自分はどの位置にいるのかすらわからない。

「◯◯中学校にいきたい」

その欲望の一番はじめは、ほんの小さなきっかけだったのかもしれません。でも、確かに生まれてしまった。だから、その場所に向かって駈け出したんです。

塾へ行き、模試を受け、自分には同じ場所を目指すライバルがどのくらいいて、自分はその中でどれくらいの位置にいるのかを知る。

一流サッカー選手や大富豪ほどではありませんが、12歳の子どもにとっては大きなハードルです。

いつか子どもたちが、中学生、高校生、大人になったときにふと立ち止まって


「あのときが今につながっている」


と感じることがあるのだろうと、寒い季節が来ると毎年思うのです。


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中学受験2014年12月11日19時30分

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主任相談員の辻義夫
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