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想像力を家庭で育む

子育て2015年02月26日11時21分
想像力は、人が持つもっとも大きな能力の1つだと思います。もちろん想像力は、学習にも必要です。

国語の文章を読んで、登場人物の気持ちを想像する。実はこれは共感力でもあり、他人や実際には存在しない人物になりかわって感じるということです。

日常生活で「他人が何を考えているか」を考えることが多くなるのは、ちょっと大きくなってからで、幼児期にはあまりこのような感覚は育っていません。

想像力は、自分の身を守る力でもあります。あそこから身を乗り出すと、危ないかもしれない。落ちたらどうなっちゃうんだろう。痛いだろうな。あれはとんがってて痛そうだから、さわらないでおこう。あのおじさん、やけに機嫌が悪そうだな。近寄らないでおこう。

こんなふうに、子どもたちは想像力を働かせ、危険から身を守っているのです。この想像力の元になるのが、経験です。

お母さんやお父さん、きょうだいや友達とやりとりをする中で、こんなことを言うと相手は怒るんだとか、悲しい顔をするんだとか、また相手からそういうことをされて、自分も同じように腹を立てたり悲しんだりする。 そんな経験の中で、子どもは想像力を身につけていきます。想像力は、別の場面では相手を思いやる気持ちになります。悲しい思いをしている人と同じ思いになって泣くなんて、実はすごく高等な心の動きなのじゃないだろうかと思います。

そんな大きな力である想像力、ご家庭でつけさせてあげるには、どうすればいいのでしょう。

何よりもお母さんの気持ちをお子さんに伝えてあげることです。

あなたががんばっている姿を見て、お母さん嬉しいわ。
1回位の失敗でへこむことないわよ、お母さんも応援しているよ。
お手伝いをしてくれてありがとう、お母さん助かるわ。

こんな優しいやりとりにあふれたご家庭はお子さんの自信を大きく育んでいきます。でも、毎日の中では、ときにはケンカなどもあるでしょう。

ふだんは、できるだけ感情的にならずにお子さんに接しましょう、とお母さんたちにお伝えしていますが、ときには感情でぶつかり合うことがあったっていいと思っています。そこからお子さんもお母さんも学ぶものが大きいからです。

親子だからこそ、激しく感情でぶつかり合っても許しあえるものです。そして、そのことで相手の愛おしさを再発見するのだとしたら、喧嘩もいいものじゃないかと、そう思うのです。
子育て2015年02月26日11時21分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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