中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 主任相談員の中学受験ブログ -> 辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法 -> かしこい塾の使い方 ->公式の「丸覚え」が算数の成績を下げる

公式の「丸覚え」が算数の成績を下げる

かしこい塾の使い方2015年12月23日17時17分
副代表を務める個別指導教室「SS-1」のYouTubeページにアップロードするための動画「公式の『丸覚え』が算数の成績を下げる」の撮影を行ったのですが、考えてみれば、算数の公式の中には「それって公式として覚える必要ないんじゃないの?」というものも多くあります。
どこまでが「公式」でどこからがそうでないかは塾や先生によっても微妙に違うのですが、少なくとも「それを公式として丸暗記しちゃいかんだろう」というものはあります。そして、作業としては非常に簡単な「+1」「−1」を「丸覚え」した結果間違う、という場面は中学受験生の勉強ではよく見かけることです。
代表的なものの1つが、植木算の「+1」「−1」です。はしからはしまで木を植えるとき、木と木の間の個数は木の数よりも1少なくなります(木を2本植えたら、木と木の間は1つですよね?)。
さすがにこれを「公式」としてまる覚えしていて仕組みを説明できない子はあまりいませんが、こんな例はいかがでしょう?
「1mの木材を、10cmずつに切り分けます。1回切るのに1分かかり、1回切ったら次に切るまで20秒間休憩します。さて、すべて切り終わるまでにかかる時間はどれだけでしょうか?(木材を重ねて切ることはしないものとします)」
まず、木材を10cmずつに切る、つまり10等分ですが、切る回数は9回ですね(ここが植木算)。そして、9回目に切ったあとはもう休憩しないので(すでに作業が終わったから)、休憩の回数は8回です(ここも植木算)。木を切る時間が9分、休憩の時間は20秒×8回で160秒=2分40秒、合計で11分40秒が全部でかかる時間です。

20151223.png
「+1」「−1」を丸覚えしていてもあまり意味が無いことがわかりますね。乱暴に言えば、植木算だということに気づく必要すらありません。
必要なことは上記のように「考える」ということ。
この「考える」という要素が勉強の中になくなってくると、勉強はつまらなくなります。動画の中ではそのあたりを端的に説明しています。よかったら見てみてください。
https://www.ss-1.net/movie/151223.html
かしこい塾の使い方2015年12月23日17時17分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.