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時間がないからこそテストなおし

かしこい塾の使い方2016年01月29日17時18分
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いよいよ首都圏の中学受験も、3日後に東京都、神奈川県の統一入試日を控え、6年生たちは緊張の中がんばっていることと思います。
5年生、つまり数日後から塾で6年生になるお子さんは、あと1年。6年生になると5年生までとは違い、志望校別の特訓講座なども始まりますから、ひとまずの目標は自分の希望のコースに入って勉強することですね。
前回の記事でもお伝えしたのですが、特に新6年生は「テストなおし」に力を注いでいただきたいと思います。
なぜなら、6年生になるとテストが難しくなるから。
難しくなるから、テストなおしが大変になるなぁ、と思われるかもしれません。
確かにそうですね。毎週の宿題だってあるし、それ以外のことにあんまり時間をかけられないなぁ、と思いますよね。
でも、だからこそなんです。
たとえばサピックスの6年生は、平常の授業(デイリー)以外に「土曜志望校別特訓(土特)」が始まり、5年生までよりもグンと忙しくなります。後期からはこれに「難関校SS特訓(サンデーサピックス)」が加わり、いよいよ時間がなくなります。過去問の演習となおしも始まりますから、ほんとうにもう何がなんだか、という状態になるお子さん、ご家庭も多いのです。
平常授業に土特、そしてSS、季節ごとの講習会など、そのすべてを受講しなければならないわけではありませんが、それでも5年生に比べると圧倒的に忙しくなるわけです。日能研だって、四谷大塚だって、大手の塾では程度の差こそあれ、同じように6年生は5年製より忙しいのです。
でも、与えられるもの以外に時間を割く余裕がなかなかないからこそ、テスト直しから学ぶという機会を作ってほしいと思うのです。大きなテストに塾の先生がわざわざ出題するのだから、意図があるはずです。その意図はいろいろですが、「初見の問題に対してどれくらい対応できるか」を見る問題も多いものです。一般に難関校と呼ばれる学校ほど、テキストに乗っているようないわゆる「パターン問題」は出題しません。
何かを「知っている」ということも大切だけど、「知っていることから考えるとどうなるか」を考えられることはさらに大切だからです。
全てでなくていいので、今の成績、目指したい成績から考えて直しをしておいたほうがいい問題は、なおして、もう一度考えてみる。
その判断基準の1つが、これもいろいろなところでお伝えしていますが、
100 − (今の、あるいは目指している)偏差値
です。偏差値が55なら、
100 − 55 = 45
ということで、テストの正答率が45%より高い問題を解きなおす対象にするということですね。
こうやって対象になった問題は、ぱっとなおして終わりではなく、しっかり考えて解きなおすことです。その中で1つでも「へ〜、なるほど」と思えたことがあれば素晴らしいですね。解き切る爽快感みたいなものを感じられたら、なおいいです。
この習慣を、春の間につけてしまいましょう。ていねいなテストなおしは、オプション講座を1つ受講するくらいの効果があります。
新学年、はりきっていきましょう!
かしこい塾の使い方2016年01月29日17時18分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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