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春 「体感」のススメ

かしこい塾の使い方2016年04月13日08時45分
  • 親子で出かけよう
暖かくなると、どこかへ出かけたくなりますね。野山で見られる生物の数も多くなります。大人にとってもそうですが、子どもにとってはさらに、外で体を動かすことは重要です。季節がかわると太陽の高さが変わり、昼の時間が長くなり、気温が高くなる。そんな「机の上では当たり前」のことを体感することが重要なのです。
お子さんが高学年なら、まさに今習っていることを実際に体感できるわけですが、皮肉なのは、高学年になると外で過ごす時間がなかなかとれない、ということですね。
それでも、たまには一緒にお出かけして、いろんなことを経験させてあげたいですね。社会の学習で出てくる場所を訪れてみるというのも、高学年のお子さんならおススメです。お住まいが関東地方なら、近代〜現代の歴史の中心舞台であり、それこそ見切れないくらいの「現場」がご近所にあるわけです。
関西なら、古代から奈良、平安時代までの寺社仏閣は見応え抜群ですね。あらかた歴史を学習し終えた6年生なら、かなり楽しめるはずです。
低学年のお子さんなら、思い切り自然と触れ合わせてあげたいですね。サクラの花が散ったら、ツツジが咲き、そして「やっぱりモンシロチョウって菜の花畑にいるんだ」を目で見て知っていることは、「モンシロチョウの食草はアブラナ科」と言葉で知っているより何倍も価値が有ることです。
  • お風呂は絶好の「水遊び場」
寒い時にはお風呂にしっかりつかって体を温めなければなりませんが、気温が上がってくると、お風呂の時間もそこそこになりがちです。でも、お風呂で学習、体感できることは非常に多いのです。
みなさん、水の中で「水圧」を実感したことはあるでしょうか。水泳をしている方なら、かなりの距離を泳いで疲労すると、ふと「胸を水に圧迫されていて呼吸がしにくい」と感じたことがあるかもしれませんね。胸から上が水面上に出ているときと、首まで水に使ったときでは、明らかに呼吸のしやすさが違うと感じますね。でも、お風呂くらいではあまり感じることはありません。
「水圧というのは、水から押される力のことなんだ」といくら言葉で伝えても、実感や実体験を伴わないと腑に落ちないわけです。そんなときどうするか。いい方法があります。やり方はカンタン。
使うものは、コンビニやスーパーで買い物したときにもらう、レジ袋。できれば大きいサイズのものがいいですね。穴の開いていないものを使いましょう。さて、このレジ袋に腕を突っ込んで、水が入らないようにお風呂のお湯に手を入れます。そうすると、袋が手にピッタリと張り付いて、「水から押されている」ことを実感できるんです。こんな方法で、子どもたちの目に見えなかった「水圧」は、目に見えるようになります。
  • お子さんが小さいなら、量の感覚をお風呂で
重さや水のかさ(体積)の学習は、小学校では2年生とか3年生で出てきます。これらも目に見えないものですね。もちろん、はかりを使えば目で見て確かめることはできますし、牛乳やペットボトルの水などで量を実感することはできます。
でも、お風呂だったら「体感」することができますね。
洗面器でもいいのですが、どうせならポリプロピレン等でできた手つきのビーカーがおススメです。1リットルや2リットルというサイズのものもあります。お湯をすくって、1リットルはこれくらい、2リットルならこれくらい、体感できるし、1リットルの水の重さが1kgということも体感できます。
こういった「体感覚」をともなった学習は、後々高学年になった時に差になって出てきます。算数の苦手な子に共通するのがグラムやリットルといった「単位」に弱いということからも、やっておいて損はない経験です。
手つきビーカー、計量カップなどはいろいろなタイプのものがあるので、安全でちょうどいいものを探してみてはいかがでしょう。


アイデア次第で「体感」の材料はまわりに満ち溢れています。まわりを見回してみて、「何か使えるものはないかな」と考えるのも楽しいものです。

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季節を「体感」するだけでも価値あることですよね(^^)
かしこい塾の使い方2016年04月13日08時45分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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