中学受験 情報 局『かしこい塾の使い方』

TV、雑誌など多数メディアに連日掲載

中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 ホーム -> 主任相談員の中学受験ブログ -> 辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法 -> かしこい塾の使い方 ->6月・7月の大切なテストに向けて

6月・7月の大切なテストに向けて

かしこい塾の使い方2016年06月08日10時49分

6月〜7月にかけて、各塾とも6年生にとっては非常に重要なテストが行われます。

サピックスでは6月5日(日)にサピックスオープンがありました。そして7月3日(日)は組分けテストですね。浜学園では毎月の公開学力テストに加え、6月6月26日(日)に第2回合否判定学力テストが行われます。四谷大塚系の塾では合不合判テストが7月10日(日)がありますね。

いずれも特に範囲の指定がない「実力テスト」です。そして、クラス替えや日曜志望校別特訓などの「受講資格」がかかっているテストでもあるだけに、子どもたちにとっても、またお母さんたちにとっても非常に気になるテストですね。

ここでよくお悩みのご相談を受けるのが、

「範囲の決まっていないテストになると点が取れないんです」

という内容です。

■テストから見えるのは学力だけでなく「難関校の問題に対応できるか」

範囲の決まっていないテストになると点が取れないということは、厳しく言ってしまえば「実力がついていない」ともいえますが、そんなに単純な問題でもありません。

サピックスのオープンテストは、各科目AとBのテストがあり、その役割が違います。例えば算数のAテストは処理の速さや正確さ、知識を問うものです。御三家など難関校以外の学校が志望校なら、ひとまずこちらで点数が取れているかがポイントになります。

一方Bテストは、書いて考える問題、思考系の問題が中心で、難関校狙いならこちらのテストで点が取れていなければなりません。

理科も同じようにAテストが知識系中心、Bテストは思考・計算系中心で、いわゆる「初見の問題」がバンバン出てくるのはBの方です。難関校狙いならBの出来は非常に重要です。

なぜなら、Aの問題が完璧に出来ていても、Bができていなければ御三家以下難関校の問題そのものに対応できていないということだからです。

四谷大塚の合不合判定テストはA・Bではなく男女に分かれています。日能研はこれまで2回続いた「志望校選定テスト」から、6月はいよいよ「志望校判定テスト」になりますね。志望校への合格可能性が、より詳しくわかるテストです。

いずれのテストでも、難関校を志望するなら「初めて見るタイプの問題」への対応力がついているか、しっかり確認しておく必要があります。「この問題は初めて見るタイプの問題なので解き方がわからない」が通用しなくなってくるのが6年生の夏です。

■1日1問、「初見の問題」に慣れよう

塾では大切なテストが目白押しの6〜7月。学校でもプールの授業が始まり、海の日までは祝日もありません。体力を奪われやすい時期ですが、「難関校狙いだけど、初めて見るタイプのの問題に対応できていない」ということがわかったら、夏までにちょっとがんばっておかなければなりませんね。

ここ数回の大きなテストで間違った問題をピックアップして、どんな間違いだったのかを検証します。

A 単なる知識不足・忘れていた
B 考え方は正しかったが、作業のミスや勘違いなどから間違った
C 考え方そのものがわからなかった

知識問題に関してはA、思考・計算系の問題ならBかCが失点の主な理由だと思います。特に初見の問題の場合はCが失点理由であることが多いでしょう。

初めて見るタイプの問題に弱いというのは、「慣れ」である程度は克服できます。多くの子どもは、6年生後期の「志望校別特訓」の中で入試問題を多く解くことで慣れていくのです。

でもその前段階で、塾の大きなテストでしっかり対応力をつけた子と、今まではいわゆる「パターン問題」で点数を稼いでいたお子さんがいるのです。

お子さんが前者ならなんの問題もないのですが、後者であると思うなら、夏がくる前に、ある程度「初めて見るタイプの問題」に慣れておくことが必要です。

上記のCの問題を、夏休みが来る前に「1日1問」今一度考えてみましょう。少しでも早く始めれば、夏以降の志望校別特訓の効果はより大きくなります。

問題を考えるときに心がけてほしいのは

「これまでやった問題で似たものがなかったか」
「解く糸口は必ず出題者が用意してくれているはず」

という視点を持つことです。無理だ、わからない、という呪文を心の中で唱えていては、気づけるものにも気づけません。混乱しそうになったり行き詰まったときには、一歩引いて、少し広い視野で問題を俯瞰してみる。そんなことも重要です。

「もう一度、問題文を落ち着いて読みなおしてみたら?」

そんなひとことで解決することも多いものです。

20160607180913.jpg
カエデの種子。理科のテストでもお馴染みの、翼のような形ですが、くるくる回って遠くまで飛ぶのが目的なんですね。

かしこい塾の使い方2016年06月08日10時49分

ページトップへ戻るページトップへ戻る

主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。