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志望校の出題傾向を知ろう

かしこい塾の使い方2016年06月13日18時41分
■テストの重要性が高まります
もう6月も中旬にさしかかると、サピックス生が気になるのは16日のマンスリーテストもですが、なんといっても7月3日の組分けテストでしょう。
各塾とも、この時期から一回一回のテストが非常に重要になってきます。
前回「初見の問題」への対応力をつけておくことが大切、と書きましたが。組分けテストもそういった「難関校タイプ」の初見(少なくとも現時点での6年制にはそう見える)問題が出題の中心になるはずです。
でもこれはサピックスに限ったことではなく、日能研の公開模試も、四谷大塚の合不合判定テストでも同じことです。ただし問題の難易度レベルがサピックスは他塾に比べて高いのは事実ですが。
■お子さんの志望校の「出題傾向」と「難度」を知ろう
ところで、お子さんの志望校の入試問題はどんな性質のものなのかを、そろそろ見ておくことが大切になってきます。入試問題の性質を見る時の視点は、大きく2つです。
①出題傾向
②難度
①の出題傾向をさらに分解すると
A.出題分野
B.出題形式
C.回答形式
となります。A.は、どんな分野の、どんな単元がよく出題されるのか、といったことです。首都圏のお子さんは過去問の演習に用として、「声の教育社」が発売している学校別の過去問集を使いますが、巻頭に収録年度分の出題分野、単元が表の形で掲載されています。参考にしましょう。

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B.は、問題(大問)がどんな体裁で出題されるかということです。比較的短い問題文でパターン問題系のものが多い学校もあれば、特に理科や社会では非常に長い説明文や実験観察、紀行文のようなものを読ませ、文中に示されたことから考える、といった出題の学校もあります。
C.は、記述式回答が多いのか、記号で答えさせるものが多いのか、といったことですね。同じ女子御三家でも、桜蔭の算数は解き方までほぼすべての問題で求められるのに対して、女子学院は答えだけを書き込んでいくようになっています。
こうした第一志望校の出題傾向を知っていれば、併願校選びでも似た出題傾向の学校を選ぶ、という視点が出てきます。全く違った出題傾向の学校を選ぶと、過去問演習でお子さんに掛かる負担が非常に大きくなるのです。
サピックスは夏から(家庭学習として)過去問の演習が指定されます。夏期講習のさなか大変ですが、塾から細かく指定がないのなら(後者によって違うようです)上記のような視点で演習する学校を選ぶとよいでしょう。
日能研は過去問への取り組みが例年遅めの校舎があるので、意識して夏くらいから見るようにしておくことが大切ですね。
かしこい塾の使い方2016年06月13日18時41分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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