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関西・関東の中学受験塾【日能研】の評判とは?塾の実情を公開!

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公開: 最終更新日:2021年07月21日

日能研はどんな塾?

日能研はどんな塾

日能研は、最上位校の中学受験するためのカリキュラム、中堅校を受験するためのカリキュラムのそれぞれが充実しているのが特徴。
通塾する生徒層としては、中堅校を目指す子どものボリュームが多い塾だといえます。

また、関西日能研と関東日能研で用意されているコースに若干の違いがあります。

関西日能研は、『灘特進jr.(小学校2年生・3年生)』『灘特進コース(小学校4年生・5年生・6年生)』という選抜制コースを用意。
ここ数年、日能研は灘中学校の合格実績を伸ばしており、2016年は66名の合格者を出しました。
それも、この『灘特進コース』が実を結んだ結果といえるでしょう。
一方で全国にある日能研のトップクラスの生徒が灘中を合格してから、第一志望校を受験することもあるようです。

関東日能研は、灘特進コースのような特別コースはありません。
その代わり通常授業で、『上位校を受験するクラス』『中堅校を受験するクラス』というようなクラス分けが行われています。
ちなみに、習っている単元はどのクラスでも同じで、詳しく扱う問題が違うというシステムです。

テキストやテストは、関西・関東で共通のものを使っています。
テキストは、極端に難しい問題は入っていませんが、易しすぎる問題も入っていない中庸なものであるといえます。

テストは3つのレベル(基礎問題・共通問題・発展問題)に分かれています。
クラスによって解く問題が変化し、基礎問題・共通問題を解くクラスと、共通問題と発展問題を解くクラスの2種類があります。

講師陣のタイプ

関西の私立中学の入試問題は算数・理科が難しく、関東は国語・社会が難しい傾向にあります。
そのため、関西日能研の先生たちは、難易度の高い理数系問題に対応する力があり、解き方もたくさん知っています。
また、「ボケ・ツッコミ」が上手な関西特有の面白い授業を展開する先生もたくさんいます。

そして、授業の雰囲気はクラスによって違います。
上位のクラスには、やる気があって真面目に勉強する子どもたちが集まっています。
しかし、そうでないクラスでは授業中騒がしくなる教室があるのも事実。
もし、自分の子どもが上位クラスにいない場合は、授業の様子にちょっと注意してみてください。

生徒のタイプ

関西日能研・関東日能研ともに受験校の間口が広い塾である分、やはり生徒のタイプもさまざまです。
難関中学を目指し向上心に燃えたぎっている子供がいる反面、意外にそうでもない子供も少なくありません。

それぞれの学力や成績に応じたクラスが用意されていて、受け皿が広い塾だと言えるでしょう。

宿題量は多い?少ない?

6年生で宿題の負担が一気に大きくなる

宿題の量は、関西・関東共に学年が進むにつれて変化します。
通常授業のカリキュラムは、小学校4年生、5年生の時点では少しゆっくりめなので、宿題の負担も少ないでしょう。
それに反して、小学校6年生になると急激に難しくなっていくので、一気に宿題の負担が大きくなるという特徴があります。

宿題チェックの体制は、他の大手塾と比較して厳しすぎることも甘すぎることもなく、担当の先生次第なようです。

また、関西日能研の灘特進コースに入った場合は、通常の宿題をやりつつ、灘特進の宿題もやらなければいけないので、その分負担は多くなるでしょう。

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