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拘束時間の長さ

専任講師の比率が高く、非常勤講師も厳しいセレクションとカメラによる授業チェック、生徒のアンケートなどを通らねば授業への就任が許されないようです。

教科専属の専任講師による質の高い授業とクラス担任制度及び6年次のチューター制による手厚い指導が希学園の大きな特徴で、ハイレベルの講義を30名~40名のクラスで実施しています。

チューター制は、専任講師が塾生一人一人に対して担当につき、電話・交換ノート・個別相談を中心に勉強方針の徹底を図ることで教科間の連絡を取り個別指導に役立てるもので、志望校合格に向けて生徒の精神的支柱ともなっています。

特に面倒見の良いチューターがついた場合、家庭学習の状態から希学園での学習状況までかなりしっかりと見てくれるため、保護者にとっても生徒にとっても不安感を感じずに目標に邁進できることが強みになります。

授業の内容でわからないことがあれば授業終了後1時間の「居残り自習」が開設され、教室にはその日の担当講師がいて自習室を管理し、さらに個別指導があるのでほとんどの生徒が残り、その日の宿題を中心とした自習ができるようになっています。

復習方式の勉強方法としての居残り自習室の利用は、学力の定着を図るために希学園が胸を張るシステムであり、塾に長時間滞在する子供が多いのはこのシステムのためでしょう。

保護者にとっては「面倒見が良い」と評判の一方で、実際はこの自習室での復習ができていない生徒も多いという声も聞かれます。

成績優秀者の多くは居残り自習時に宿題(宿プリ)を終了させ、さらに家庭学習の時間で定着や発展的な学習へと時間を割いてかなりの量の学習をこなしています。

しかし一方で自習時間にほとんど宿題を終えず定着も図れず、長時間机についているだけの生徒がいる事も事実であり、この場合は家庭においても学習が上手くはかどらない場合が多いようです。

また、面倒見が良いシステムと認識されているがゆえに、お子さんを塾へ丸投げすると塾での居残り学習の部分は保護者に見えにくくなっており、さらに塾側・ チューターとも意思疎通をしっかりしておかなければ、志望校対策講座やその他の選択講座でも講座の取捨選択ができずにチューターの勧める講座を全て受講 し、結局学習の成果が得られない事態も十分考えられます。

例えば、前期日特・最高レベル演習などのオプション講座は塾側から実質的に強要とも取れるような言い回しで推奨されることも多く、学習の状況に応じて取捨選択しようにも説得の電話がかかってくることもあったようです。

2008年度からは授業開始時刻を10分遅くし、終了時刻を10分早く、また、居残り自習の終了時刻も5年生で10分、6年生で20分早くすることで拘束時間を短くし、安全面を優先する方針を打ち出しています。
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