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山積になる莫大量のテキスト・問題集

希学園の授業はオリジナルテキスト(ベーシック)を使用し、「このテキストを使用すれば他の教材はいらない」と塾側も豪語するほど、テキストには自信を見せています。

専任講師を重視している塾らしい自負のあらわれでしょうか。

しかし一方で、綺麗な体裁のテキストで見栄えは良いが講師のくせが色濃くでた解説・問題選定となっているために自学自習教材としては使いづらいとの意見もあります。

そのため算数ベーシックなどは、講義を真面目に聞いていても、宿題の中に手も足も出ない問題が混じっていたりする、といったこともあるようです。

理科ベーシックはポイントを簡潔にまとめた内容となっており、中学入試を乗り切るには情報量に不足があるとの意見もありますが、希学園に通う生徒の多くはベーシックに準拠したサブノートやズバピタなどの教材を利用して上手く情報の補完を行っているようです。

また、6年生になりブロック別のクラス編成になると、ごく一部のトップクラス中のトップの生徒以外は解ききることが不可能に思えるほどの分量の問題が掲載されたテキストが配布されます。

特に希学園が力をいれている

①N (灘コース)の配布物は、直前期になると次から次へと難問ばかりのホチキス留めテキストが配布され、生徒の部屋には積上げることが出来ないくらいの分量のテキストであふれかえることになります。
ベーシック授業は繰り返しの学習に重点をおき、徹底した復習主義のスタイルで、小4・小5・小6と、学年を追うごとに内容を深めていくスパイラルのカリキュラムが設定されています。

各学年ともに入塾時に、学習単元と使用テキスト範囲が明示された一年間の学習計画表が配布されます。
授業は、学習計画表をもとに実施され、毎回宿題プリント(宿プリ)が課せられます。
宿題プリントは、課された1週間分の宿題を解いて翌週に提出することになっており、講師がチェックしてきちんと学習できているかどうかを確認し、講師のコメントを添えて返却されます。

この講師コメントは今必要な学習ポイントや解答作成のヒントとなる場合が多く、とても有益な情報なのですが、講師によっては生徒一人ひとりにあったコメントではなく総括的なコメントに終始し、逆に生徒のプレッシャーとなってしまうこともあるようです。

そして、1週間ごとに行われる復習テストで、その週の学習の成果を確認し、さらに、毎月公開テストが実施されます。

このように、「授業→宿題プリント→確認テスト→復習テスト→公開テスト」の循環によって、大量の問題を消化し、繰り返し取り組むことで定着をはかるの が希学園の最大の特徴、システムと言えると思いますが、近年の受験実績をみると受験者層の中でも成績トップ層である灘中受験者においても、過度の問題消化を徹底する余り、合格するための学習というよりは提出するための学習に陥っているのではないかとの見方も出てきています。

また、復テや公開テスト以外に、実力判定テスト・志望校判定テスト・合否判定テストなどがあり、直前期には学校別のプレテストも行われます。

配布される成績表には、1ヶ月の復習テストと公開テストの総合成績が報告されます。この成績表によって、クラス内での教科別成績、総合順位及び同一学年の全塾生中での順位がわかり、競争原理を最大限に機能させるため、これら成績によって毎月学力別クラスが変動します。

2007年度まで単一であった復テ・宿プリを2008年度より2つ以上のレベルに分けることで、学習に必要なボリュームの最適化を行う方針を打ち出しています。

その一方で最上位クラスに「灘プレミアム」を設定し、飛び級受講を認める方針も打ち出しています。
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