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Q. 苦手な科目や単元、特に算数の宿題になかなか取りかからないのが心配です。

学年が上がって宿題が増えたので、最初は塾の宿題も辛そうにやっておりましたが、なんとかペースがつかめてきました。
しかし、どうしても科目や単元によって気乗りしていないときがあるようなんです。
特に算数は苦手で、なかなか宿題に取りかかろうとしません。どうすればいいでしょうか。

苦手な科目や単元の宿題がなかなか手につかない、気持ちが乗らないというのは、どのお子さんにもあることです。
特に高学年の算数は内容も複雑で、単元によっては算数が苦手なお子さんは、はなから手を付けようとしない、ということもあるでしょう。

苦手の克服に注目する

お子さんが算数が苦手で、それがもとで宿題をさせるのに問題を感じているのなら、まずは苦手意識を克服する方法を考えてみてはいかがでしょうか。

宿題は、その週に塾で習った内容が出されているはずです。
その範囲の学習で宿題がなかなか手につかないというのは、塾の授業の理解度があまり高くないのかもしれませんね。
特に算数の宿題を嫌がるということは、算数の授業の受け方に改善の余地があるかもしれないということです。

一般的に、塾の算数の授業は、以下の手順で行われます。

  • ①これから習う単元、解法の代表的な例題を先生が前で解きながら説明します。
    このとき子どもたちに質問したり、わかったかどうか挙手させたりしながら、子どもたちにもどんどん考えさせるようにして進めていきます。
  • ②習ったことを理解し、こどもたちが自分でできるようになっているかどうかを先生が確認します。
    実際に教えた問題と同じような問題を、教材の中から選んで解かせ、その出来によってクラスの平均的な理解度を先生が把握します。
  • ③①と②を何度も繰り返しながら、今日勉強した単元の中で、もう一度家庭で解き込んでおいてほしい問題、自力で解けるようになったか確認しておいてほしい問題をリストアップ、それを次回までの宿題として指定します。

授業では、黒板を写すことより聞くことに意識を

クラスによって宿題はあらかじめ決まっていて、そこに先生の意図が反映できないタイプの塾もありますが、その場合も担当の先生が「この問題は特に大切」といったコメントを出してくれることが多いものです。
また、その単元の重要事項、ここさえ理解できていればこの単元は大丈夫、という「勘所」やポイントも示してくれるでしょう。

算数が苦手なお子さんの場合、お子さん本人が気づかないうちにノートを取るのに夢中になって、このような先生のコメントが十分に耳に入っていなかったり、授業の解説を聞いて十分に理解することができていないことがあります。
本人に後でノートを見なおさせてみて、今ひとつポイントがわかっていないように感じたら、あらためてお子さんに「先生が説明しているときは(特に指示がなくても)よく説明を聞くように」とアドバイスをしてあげましょう。

算数以外の科目でも有効

実は算数にかぎらず、国語やその他の科目でも、先生が黒板に書くこと(問題の解法など)は、教科書や解説書に書かれていることと同じであることが多いものです。
写すことより聞くことに意識を向けるよう指示してあげると、授業の理解度が格段に上がることが多いのです。

たとえば理科の図版、社会の資料などは、あらかじめテキストのものをコピーして切り抜き、ノートに貼って授業を受けるのも1つの方法です。
どうせ説明で使うはずの図だから、ノートの見やすい位置に貼っておき、授業で先生が言ったポイントや、解説のときに書いたことだけを書き足すようにすれば、より「聞く」ことに集中でき、授業の理解が進みます。

ぜひ試してみてください。

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