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2015年灘中学校 入試問題分析 国語1日目

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更新: 2015年04月09日 公開:

総評

2014年度にくらべ、受験者平均点が51.7点⇒52.7点、合格者平均が55.3点⇒59.1点と全般的に高くなり、易しくなった印象でした。
俳句や和語の出題や、漢字パズルなど灘中受験者には予測がつく出題で、それぞれの問題の難易度がやや低かったことが影響しているようです。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

国語1日目
  1. 読解 難易度C
  2. 熟語 難易度C
  3. 和語 難易度D
  4. 俳句 難易度C
  5. 慣用句 難易度C
  6. くさり型のパズル 難易度B

受験者平均得点、合格者平均点

  2014年度
平均点
2015年度
平均点
国語1 受験者 51.7点 52.7点
合格者 55.3点 59.1点
国語2 受験者 71.9点 81.1点
合格者 77.9点 88.5点
国語計 受験者 123.6点 133.8点
合格者 133.3点 147.7点

各問の解説

1 読解

従来通り、文章読解の形式はとりつつも、その深い理解というより文脈を一応理解した上で、その内容に関する基本的な知識や理解を問うという特に難解なものではなく、漢字の正確な理解、文脈上、敵する比喩表現の選択、文脈理解、語句の修飾関係の基本的な理解、基本的な内容理解、外来語などでした。
強いて挙げれば、外来語の「電飾」でやや戸惑った受験生もいたかもしれません。

2 熟語

(3)の「子々孫々」以外は、さほど珍しい熟語ではないでしょう。

3 和語

いずれも大人は日常的に使う「和語」ですが、受験生には(3)、(4)、(5)で、やや「差」がついたかもしれません。

4 俳句

予想通り、俳句の穴埋めが出題されました。但し、難しい「季語」の知識等は一切必要がなく、むしろ、その場で、その俳句の中に表現されている「特徴」と選択肢の野菜や植物の特性とを結び付けるイメージを素直に考えていけば、多くは何とか解決したはずです。
受験生としては、最悪でも、1~2問程度の失点に止めたいところです。

5 慣用句

全て基本的な慣用句です。

6 くさり型のパズル

予想通り、今年も「くさり型のパズル」が出題されました。但し、今年は(条件2)で、A-B/C-Dに入る熟語を選択肢で、その読みを示して、ある程度絞ってあったため、受験生としては、入れるべき候補が絞りやすかったと思われ、その点でやや問題の難点は易化したものと思われます。
従って、今年のパズル問題に関しては、受験生の「正答率」はむしろ高かったのではないかと予想されます。

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