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2015年西大和学園中学校 入試問題分析 理科 男子

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総評

例年通り、大問の中で前半~後半に向かうに連れて問題の難度が上がるというつくり。大問の後半は「捨て問題」とするなど、戦略の立てやすい問題構成です。
2015年は全体的に難度が上がり、受験者平均点は2014年の70.4点から61.6点と低くなりました。物理・化学・生物・地学の4分野からバランスよく出題されているのも例年通りです。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

理科 男子
  1. 天体(月) (1)~(6)難易度B (7)、(8)難易度C (9)難易度D
  2. 化学(燃焼) (1)~(3)難易度A (4)~(6)難易度C (7)~(9)難易度D (10)難易度E
  3. 生物(植物、発芽) (1)~(4)難易度A (5)、(6)難易度B (7)、(8)難易度D
  4. 物理(磁石)  (1)、(2)難易度A (3)難易度C (4)難易度A (5)~(7)難易度D (8)難易度C (9)難易度E

受験者平均得点、合格者平均点

受験者 2014年度
受験者平均点
2015年度
受験者平均点
理科 男子 70.4点 61.6点

各問の解説

1 天体(月)

西大和にしては捻りの無い天体の問題。(9)以外は正解したいところです。(7)の記述はよく問われる、難関校受験者にとっては標準問題ですし、(8)も消去法で絞れば正解できそうです。

2 化学(燃焼)

(6)まではオーソドックスな燃焼の問題。
(7)以降は、メタン、プロパンだけでなく、二酸化炭素、水に含まれる炭素、水素、酸素の重さを丁寧にまとめていく必要があります。
(6)までがその誘導となっていますが、気付くことができるかが鍵。気付いてしまえばプロパンに含まれる炭素、水素の重さが分かるため難なく解けます。
この考え方の問題も難関校受験者にとっては1度や2度は出会ったことがあるものでしょう。

3 生物(植物、発芽)

(6)までは完答したいところです。
(7)(8)は、実験結果から考察するタイプの問題。近年よく見られる出題で、丁寧にグラフなどの実験結果を見ていけば解ける問題が多いです。(7)は1つ1つ丁寧に調べていけば難度がそう高いものではありませんが、数が多く焦ってしまった受験生も多かったのではないでしょうか。

4 物理(磁石)

やや難問。実験部分だけでB5用紙2枚半、実験6まであるため情報が多く、いかに自分の欲しい情報を取り出せるかが鍵です。また、問題文一行目に「4種類の棒磁石が2個ずつ」とあり、ここを読み落としたり忘れたりすると解けなくなってしまうのですが、この一行目以降は一切そのことに触れていません。
しっかり文中に線を引くことを普段から徹底しておくことが大切です。

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