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2015年西大和学園中学校 入試問題分析 算数 女子

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総評

2014年から男女の問題が別々になり、またレベルの高い問題の出題もあったため、受験者平均87.5点、推定合格最低点は90点台の後半という結果になりました。2015年は比較的取り組みやすいテスト構成でしたので、受験者平均91.8点、合格者平均108.7点となり、合格者68名(受験者数234名)に相当する順位の点数は、100点台の後半と昨年度よりも高得点の争いとなりました。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

算数 女子
  1. 小問7問 
    (1)四則混合計算 難易度A  
    (2)四則混合計算 難易度A 
    (3)逆算 難易度A
    (4)損益売買算 難易度C
    (5)倍数算 難易度C
    (6)素因数分解と倍数 難易度D
    (7)場合の数 難易度E
  2. 小問4問
    (1)辺の比と面積比 難易度C
    (2)120度六角形 難易度C
    (3)相似 難易度C
    (4)30度問題と45度問題 難易度E
  3. 順位あて(設問数4) (1)難易度A (2)難易度D (3)難易度D (4)難易度D
  4. 三角形の成立条件(設問数4) (1)難易度B (2)難易度C (3)難易度C (4)難易度D

受験者平均得点、合格者平均点

受験者 2014年度
受験者平均点
2015年度
受験者平均点
算数 女子 87.5点 91.8点

各問の解説

1 小問7問

(1)整数の四則混合計算 (2)分数の四則混合計算 (3)逆算 の3問は手早く正確に計算なければなりません。
(4)個数の比と1個あたりの利益の比が逆比になることを利用する問題です。 
(5)和が一定の倍数算は、塾教材にもありますから正解が必要です。 
(6)2015の素因数分解は簡単ですが、後半の読み取りが少し難しい問題です。 
(7)類似問題はありますがひとひねりはいった難問です。

2 小問4問

(1)折り返し (2)120度六角形の2問は塾教材に類題がありますから正解できると思います。
(3)は「直角三角形とくれば…」という2つの原則を利用して解きます。これも正解しておきたい問題です。
(4)問題を解く糸口の発見が難しい問題です。

3 順位あて

(1)順位あて問題の原則通り、条件を表に整理すると簡単に解けます。
(2)問題条件から3通りの分布が考えられます。「25点刻み」という条件を見落とさなければ正解できる問題です。
(3)前問が誘導になっています。
(4)前問が正解できればサービス問題になります。2015年度の西大和(女子)の問題は次の大問4が標準レベルなので、大問3は後回しが良いでしょう。

4 三角形の成立条件

「最長辺の長さ<残り2辺の長さの和」を用いる問題です。塾の教材では単問形式が多いのですが、大問4は誘導形式で(4)まで正解できるように作問されています。
(1)は(2)の肩慣らし問題となっており、(3)とともに書き出しで正解が可能です。(3)まで解けば(4)の解き方は見当がつくと思いますが、少しだけ手間がかかりますのでパスしてもよい問題です。

2014年度に新設された「女子中等部」です。
2015年度は昨年に比べ、比較的取っつきやすい問題が多かったと思います。また、「初めて見る」問題も僅かでしたから、ミスが致命傷になる試験でした。このように2014年は難しい問題が多く、2015年は定番問題が中心と、傾向やレベルのばらつきがまだあります。
3年目となる来年も傾向、難度の予測は困難ですから、定番問題を落とさない、条件の整理や書き出しなど手を動かす練習は欠かさないようにしておきましょう。

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