中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 私立中学入試分析 -> 2015年大阪星光学院中学校 入試問題分析 算数

2015年大阪星光学院中学校 入試問題分析 算数

このエントリーをはてなブックマークに追加
公開:

総評

2014年はやや難しいと思われる問題が1問だけでしたので、受験者平均73.1点(61%)、合格者平均90.4点(75%)でした。2015年も平年同様、やや難しいという問題が1問だけで、受験者平均77.4点(64.5%)、合格者平均95.0点(78%)と、点数的には2014年よりさらに易化しました。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

算数
  1. 小問5問 
    (1)計算問題 難易度A
    (2)比と割合 難易度B
    (3)数の性質 難易度C
    (4)相似 難易度C
    (5)複合図形の求積 難易度C
  2. 水問題(設問数 2) (1)難易度C (2)難易度C
  3. 3人の旅人算(設問数 3) (1)難易度D (2)難易度D (3)難易度D
  4. 正三角形内部での反射(設問数 3) (1)難易度C (2)難易度D (3)難易度E
  5. 13の倍数作り(設問数 3) (1)難易度D (2)難易度C (3)難易度E

受験者平均得点、合格者平均点

  2014年度
平均点
2015年度
平均点
受験者平均 73.1点 77.4点
合格者平均 90.4点 95.0点

各問の解説

1 小問5問

(1)分数の加法 (2)合計が増加したときの個々の割合 (3)3ケタの3の倍数作り、(4)二等辺三角形探しと相似形の面積比、(5)半径×半径を利用したおうぎ形の面積 の5問は難易度がC以下ですから、大阪星光学院中に合格するためには落とすことができません。

2 水問題

(1)直接求めようとすると厄介ですが、相似比と体積比の関係を利用すればきれいに解けます。この問題が記述回答になっていますから気になるところでしょうが、比の利用に気づけないのであれば後回しが正解です。
(2)は(1)とは無関係に解ける基本的な問題ですから、(1)が難しいからといってこの問題をとばすと得点が伸びません。

3 3人の旅人算

受験生の多くが苦手とするタイプの問題ですが、オプション算数講座や志望校別特訓には類題もありますから、正解者も多かったのではないかと思われます。
(1)が正解できれば(2)(3)は芋づる式に解けますので点差がつきやすい問題です。

4 正三角形内部での反射

図形内の反射問題は図形を拡張するという原則通りの作図をすれば(1)(2)まで正解できそうです。
(3)はやや図が大きくなってもズレることなく正確に書く力が必要です。

5 13の倍数作り

(1)(2)の前半は計算だけで正解できますので、これは落としたくない問題です。
(3)は過去問に類題があることや2015=5×13×31であることから、13の倍数を用いた問題を予測して準備していれば正解が可能ですが、かなり難しい問題です。受験会場ではパスしてもOKでしょう。 

大阪星光中の算数は、「超難問」は出題しない代わりに、受験勉強教材の中にある「中級問題」「上級問題」をうまく組み合わせた出題が特徴です。それも問題集とそっくり同じという出題方法で知識を問うのではなく、同じ解き方を用いて別問題に仕立て上げ、条件の把握と整理、見合った解法の選択、正確な処理を求めてきます。
大阪星光中の受験に向けては、単に問題を解くだけでなく、「なぜ○○に着目したのか」という解き方の落とし込みと、線分図やダイヤグラム、作図などを自分の手を動かす学習が必要です。

Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.