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2015年六甲中学校 入試問題分析 理科

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更新: 2015年04月30日 公開:

総評

物理・化学・生物・地学からそれぞれ大問一題ずつの出題です。
基本的な知識問題、思考系の問題の中でも難度の高くない問題をしっかり正解すれば、合格点が取れる内容になっています。
大問4では同校の過去問の類題が出題されていますが、この光合成/呼吸のグラフは難関校ではよく見かけるタイプのものです。過去問で演習していなくても、塾の授業で見かけたことがあるのではないでしょうか。
試験時間も50分と十分で、標準レベルの力をしっかりつけているかが問われたテストです。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

理科
  1. 天体(オリオン座と月) (1)~(4)難易度B  (5)~(10)難易度C
  2. 化学(溶解度計算) (1)~(4)難易度B (5)、(6)難易度C (7)難易度D (8)難易度C
  3. 物理(豆電球とLED) (1)~(4)難易度B (5)難易度C (6)難易度D
  4. 生物(植物の光合成・ヒトの呼吸) (1)~(3)難易度C (4)難易度B (5)、(6)難易度C (7)~(9)難易度D

受験者平均得点、合格者平均点

2014年度
平均点
2015年度
平均点
合格者平均69.5点未公表

各問の解説

1 天体(オリオン座と月)

オリオン座と月に関する知識、計算問題。
(1)~(4)は知識、(5)の記述は恒星までの距離に思考が到達すれば正答できます。
(6)~(8)は思考・計算系の問題ですが、化学や物理の問題をじっくり考えるためには、このあたりはサクサク解けるようふだんから練習しておきたいところです。
(9)~は日本以外での天体の見え方。北半球と南半球の違いを知識として身につけておきたいですね。

2 化学(溶解度計算)

溶解度計算。
正確に計算できれば、(1)~(4)は基本問題。
(5)は溶液全体を水と溶けているものに比例配分するという視点が必要で、やや難度が高い問題です。
(6)、(7)は実験内容の読み取り、整理が必須で、難度の高い問題となっています。
(8)の記述は日常での経験をもとに炭酸水の性質を答える問題。難問ではありませんが、やや答えづらかったかもしれません。

3 物理(豆電球とLED)

豆電球とLEDに関する問題。
(1)~(3)は豆電球やLED、一般的な回路に関する知識問題。
(4)~(6)はデジタル数字をLEDと回路で作る問題。試行錯誤が必要で、やや難度が高いです。
この大問が合否を分けるポイントになった可能性があります。

4 生物(植物の光合成・ヒトの呼吸)

植物の光合成・ヒトの呼吸に関する問題。類題が同校の2002年度に出題されています。
グラフの読み取りを正しく行えるか(aが暗黒、b、c、・・・とだんだん光の強さが強くなると把握できているか)がポイントになります。
計算問題の内容は、生物計算としてはオーソドックスなもの。
葉の面積、光の強さ、時間という要因を整理して計算する必要があります(7)~(9)は、人が植物を同じ能力を持っていたら、という設定です。やや難度が高いですが、しなければならない作業は植物の場合と同じです。

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