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2015年四天王寺中学校 入試問題分析 国語

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総評

大問数3題、物語文1題と説明的文章2題の構成です。小問数:25問、例年なみの量、全体の難易度も例年なみです。漢字7問(配点14点)は標準レベルの出題。大問2の問1a「利器」はやや難度が高いです。
語句は小間2つ(配点6点)、標準レベルの出題ですので完答したいところです。
今年は、品詞の識別等の文法問題はありませんでした。記述は4問(配点21点)、8字~35字(計73文字)と例年通り短く難易度も高くありません。しかし、抜き出しなどに比べ配点は僅かながらも高いので確実に取りたいですね。
普段から、記述の材料に優先順位をつけ簡潔な文章を書く練習が必要です。抜出が12問(配点56点)と問題数、配点ともに大きく、条件も比喩の内容から40字の抜き出しまでバリエーションが多彩です。
問題意図、条件の確認、範囲の絞り込みスピード、正確さがともに重要です。
記号問題6問(配点23点)のうち、大問1がやや難度が高いです。選択肢の文章を比較した上で本文と照らし合わせることが必要になります。

出題範囲と難易度

※難易度はAからEの5段階で評価し、Eの難易度が最も高いものとしています。

国語
  1. 『マサヒロ』田中文子(34点) 難易度D
  2. 『文系?理系?人生を豊かにするヒント』志村忠夫(40点) 難易度B
  3. 『問いかける教室13歳からの大学授業』桐光学園特別授業VI(46点) 難易度C

受験者平均得点、合格者平均点

  2014年度
平均点
2015年度
平均点
受験者平均 88点 69点
合格者平均 92点 73点

各問の解説

1 『マサヒロ』田中文子

物語文の読解。主人公を含め登場人物が全て男の子だったので心情が読み取りにくい部分があったかもしれません。問4、7の記号選択は、やや難、合否に影響しそうです。

2 『文系?理系?人生を豊かにするヒント』志村忠夫

「智慧」についての説明的文章の読解。テーマ、主張ともに読み取りやすかったと思われます。やや易化。問6は、傍線から離れたところに答えがありますが、条件を考慮していればみつけられる問題です。

3 『問いかける教室13歳からの大学授業』桐光学園特別授業VI

「物語ること(ナラティブ論)」をテーマにした説明的文章の読解。哲学的な抽象的表現が頻出した大問の中では最も配点が大きかったので、線引きを含めた客観的読解が出来たか出来なかったかが合否に影響したかもしれません。本文に比べると設問のレベルは高くはありませんでした。

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