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中学受験 子どもはなんで勉強しないの?

中学受験 子どもはなんで勉強しないの?
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子どもが勉強しないのは、怠けているから?

「やらなくちゃいけないのはわかっているのに、勉強しません」
「褒めてやる気を出させようとするのですが、結局うまくいきません」

このような声を、よく耳にします。

お母さんも、はじめから怒っているわけでも、かわいい我が子を怒りたいわけでもありません。
できれば笑顔でお子さんに接したいと思っているのです。

(塾のない日、お子さんが学校から帰宅)


お母さん「明日、塾の算数の日でしょ。宿題、早めに仕上げたら?」
お子さん「5時になったら始めるよ。」

(5時過ぎ)


お母さん「もう5時まわっているわよ。宿題始めたら?」
お子さん「・・・やるから、ちょっと待って。」
お母さん「自分で5時になったら始めるって言ったんでしょ?なにグズグズしてるの!」
お子さん「わかってるよ・・・ちょっと待ってよ。」
お母さん「待ってじゃないでしょ!早くやりなさい!!」
お子さん「やろうと思ったのに、そんな言われ方をするとやる気が無くなっちゃうよ。」
お母さん「なんですって?もうあれから何分たったと思ってるの!」

こんな光景が繰り広げられているご家庭も多いと思います。

こんなときお母さんは、我が子がこうやってのらりくらりしている間も、他のご家庭のお子さんは一生懸命勉強している、と考えてしまいます。
だから、焦りの気持ちや我が子に対する不甲斐なさから、よけいに感情的になってしまい、そのうち

「もう中学受験なんてやめちゃいなさい!!」

となってしまったりするのです。

それではこのお子さん、勉強するのが嫌で怠けたいためにこのような態度をとっているのでしょうか?
そして、お母さんが感じているように、他のお子さんは今頃一生懸命勉強しているのでしょうか?

・・・答えはどちらも「いいえ」です。

勉強したがらないのには理由がある

まずお子さん本人ですが、ただ怠けたいからこのような態度を取っているのではなく、「勉強しなくちゃいけない」ということは頭ではわかっていることがほとんどです。
ただ、気持ちが乗らないのです。

気持ちが乗らない理由は様々です。
算数に苦手意識ができているのかもしれません。
勉強が楽しくない、「苦行」のように感じているのかもしれませんね。

当たり前ですが、勉強がわかって、やってみたらできて、答えも合っていた、となるとお子さんも楽しいはずです。
かつて、算数をそんな思いで勉強していたことはあったでしょう。
しかし、「やってもできない、努力したけど理解できない」ということを経験すると、算数の勉強にとりかかるのに「気が乗らない」ようになってきます。

また、もともと頭の回転が早く、4年生くらいまではなんでも頭の中で出来た子が、急に勉強嫌いになることもあります。
5年生くらいになると、頭の中でさっと計算しただけでは正解できない問題が多くなってくるからです。
このタイプのお子さんは「書いて考える」という習慣ができていないので、手を動かすことが億劫で、なかなか宿題に取り掛からなくなることもあります。

5年生くらいから受験勉強を始めた場合、進学塾に通い始めて挫折感を感じ、勉強へのモチベーションが下がることもあります。
「中学受験する!」「志望校に合格する!」
そう宣言して意気揚々と船出してみたものの、進学塾に行けば友達は自分よりも早くから受験勉強を始めた子ばかりで、クラスも自分は下のクラス。
学校では「成績がいい、できる子」なのに、塾では「できない自分」ばかりを経験し、「どうせやっても・・・」みたいな気持ちになって、親から見れば「ならもっとがんばりなさいよ」というところががんばれない状態になるのです。

いずれにせよ、お子さんがなかなか勉強に前向きになれないのには原因があります。

ここでお母さんが感情的になってしまっては、事態は好転しません。

「不毛な感情のぶつかり合い」に時間を費やしてはいけない

まずはお子さんと真剣に話をして、その原因を突き止めることを始めましょう。

親が冷静になって

  • お子さん本人が「中学受験したい」と思っているか
  • そのために勉強することは必要、と思っているか
  • 算数の(他の科目でも同じですが)どんなところが嫌なのか(またはどんなところは好きなのか)
  • どんな助けがあれば算数が「嫌」なのを乗り越えられそうか

といったことをお子さんから聞き取り、現状を乗り越えるための方法をお子さんといっしょに考えていきましょう。

焦りや不安、挫折感などからくる感情がぶつかり合って、不毛に時間が過ぎていく・・・そんな日々をいかに避けるかが、中学受験の(合否もですが)成否には大きく関わってくるのです。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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