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子供が勝手に勉強するようになる!リビングに置くべき「三種の神器」とは? 前編

子供が勝手に勉強するようになる!リビングに置くべき「三種の神器」とは? 前編
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更新: 2017年01月05日 公開:

子供の成長とともに気になる問題。わが子に「いつ、どんな勉強をさせればいいのか?」

「早いほうが良い」という人もいれば、「早すぎても子供が息切れしてしまう」との噂も。
「結局どっちなの?」と、不確かな情報に振り回されている方も多いのではないでしょうか?
とくに、学校や塾に通う前の時期は情報も少なく、不安になるのも無理はありません。

子供の学力を少しでも高めるために、親にできることはないのか?
そして、できればお金をかけずにやりたい!そんな、子供を思う親にとっての切実な悩みに、驚くほどシンプルで効果的なアドバイスをくれる方がいます。

それは、バラエティ番組に「カリスマ先生」として登場している個別指導教室SS-1代表の小川大介氏。一体どんな方法なのか、目からウロコのお話を伺いました。

個別指導の先生だから気が付いた、子供の「できる」「できない」の違い!

【かしこい塾の使い方編集部】(以下塾使編集部):これまで1万人以上の子供と、その親御さんに接してきたそうですね?

【小川】
はい。主に中学受験を目標にした子供を中心に、様々なご家族と面談をしてきました。
当たり前ですが、相談のほとんどが
「子供の学力が伸び悩んでいる」
「もっと学力を上げるにはどうすれば?」
といった類のものなんですが、この相談に、私はいつも決まった質問を返しているんです。

【塾使編集部】:一体どんな質問でしょうか?

【小川】
まず「リビングはどんな感じですか?」と聞くんです。
肩透かしをくらう方が大半ですが、これには理由があります。
「どんな勉強をするか」以上に「子供がどんな環境に身を置いているのか」の方が重要なんです。
じつは、元の学力は同じでも、順調に伸びる子供の家庭にはあって、学力が伸び悩む子供の家庭には無い"あるもの"が存在するんです。

【塾使編集部】:その違い、ぜひ教えてください!

賢い子供の家のリビングにある「三種の神器」

【塾使編集部】:「学力が伸びる子供」の家庭に多く見られる共通点とは何でしょう?

【小川】
それは、リビングに
「図鑑」
「地図」
「辞書」
が置いてあるということなんです。
私はこれを『三種の神器』と呼んでいるんですが、大切なのは"リビングに置いている"ということです。

【塾使編集部】:『三種の神器』!それも、勉強部屋ではなくリビングですか?

【小川】
はい。家族との会話やテレビで見たものに興味が沸いたとき、すぐに調べるツールが「ある」と「ない」では、大きな違いが生まれてくるんです。
わずか30秒間しか持続しないといわれる子供の興味は、その場で調べる習慣をつけることで自主的な学習にもつながります。

実際、現役東大生を対象にしたアンケートでも「主にリビングで勉強していた」という回答が非常に多かったというデータがあり、数々の天才的な学者を輩出しているユダヤ人の家庭のリビングには、必ず大きな本棚があるそうですよ。

「図鑑」は最強のビジュアル・ツール!

【塾使編集部】:では、三種の神器のひとつ「図鑑」のメリットは何なのでしょうか?

【小川】
最大のメリットは「世の中には、たくさんのものがある」ということを知る事です。
小学校高学年になり、覚えなければいけないことが一気に増えると、それまで通りの丸暗記では通用しなくなってきます。
このとき、あまりの量に驚きモチベーションを下げてしまうと学力は伸び悩んでしまうのです。

一方、図鑑を読んでいる子供は、ここでショックに陥ることはありません。
むしろ自分の知らないものに興味を持ち意欲的に調べる癖が付いていれば、一気に学力アップにつながります。
ただ眺めるだけでもわかりやすい図鑑はお子さんの年齢が低ければ低いほど、優先して用意してほしい「最強のビジュアル・ツール」です。

「地図」は世界を広げる!

【塾使編集部】:なるほど。では「地図」にはどんなメリットがあるのでしょうか?

【小川】
地図には知識の範囲を広げ想像力を養う効果があります。
例えば、東京在住の子が「北海道は寒いところだ」と理解するためには地図の位置関係を知っておくのが一番でしょう。
通常、子供がニュースなどに興味を示し視野が急激に広がるのは10歳頃ですが、地図に慣れさせるのは早ければ早いほどいいでしょう。

さらにオススメなのは地球儀をテレビの横に置いておく事です。
ニュースや旅番組で、国の名前が出たらすぐに「どこだろう?」と親が率先して興味を示してください。
子供が地球儀を手に取り、クルクル回してくれたら大成功。学力を支える土台が構築されてゆきます。

「辞書」は、言葉の理解を深めるためのもの!

【塾使編集部】:「辞書」に関しては、どんなメリットがあるのでしょうか?

【小川】
辞書は語彙力を増やしてくれるツールですが、小さなうちから辞書に慣れている子供とそうでない子供では、大きくなってからの知識の定着度に歴然とした差が出ます。
ただし辞書は図鑑や地図と違ってビジュアル要素が少ないため、子供に自発的に触れさせるのはまず不可能でしょう。

【塾使編集部】:では、どうすれば?やはり地道に教えるしかないのでしょうか?

【小川】
辞書だけは「親が引くもの」だと思ってください。
会話やテレビで難しい言葉が出たら「どういう意味だろう?」と言いながら辞書を手に取り「なるほど~」と納得した様子を子供に見せる。
これだけで子供は「辞書を引けば良いことが起こる」のだと認識し、苦手意識が薄れていくものなのです。
それだけで大きな前進です。

【塾使編集部】:それぞれのメリット、よくわかりました!

まとめ

近年の受験の傾向として、単純な書き取りや計算だけではなく、教科の垣根を超えた試験問題が増えているそうです。
総合力を問われる今だからこそ、図鑑、地図、辞書の『三種の神器』のメリットを享受できそうですね!
次回は、これらをもっと効果的に活用する方法、そして具体的なオススメ『三種の神器』をご紹介していただきます!

『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』

頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある

著者:小川大介
中学受験個別指導教室SS-1代表。
1973年生まれ、京都大学法学部卒。
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
大手塾に通う子供の成績を劇的に向上させ、第1志望合格率8割以上の高い指導力に定評がある。『小川式「声かけ」メソッド』(宝島社)など著書多数。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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