2023年11月 各塾の4・5年生の国語のポイントを一挙解説
今回の動画では、サピックス・四谷大塚・日能研・早稲アカ・浜学園の4年生、5年生の国語の11月の勉強のポイントについて、ダイジェストでお伝えしています。
サピックス4年生・5年生の11月の国語のポイント
5年生は月の後半に学習する詩がポイントです。
詩は入試にも模試にもあまり出てこないのですが(筑波大駒場中や灘中のように、出題する学校は毎年のように出題しますね)、これまで出題していない学校だからといって、今後も100%出ない、とは言い切れませんね。
「あまり出ないから」とやり過ごすのか「だからこそ出たら差がつく」と考えて、きちんと詩の読解法を身につけておくか、ですね。
4年生は物語文を中心に学習しますが、文章の種類によって読解法が違うということを、そろそろしっかり身につけなければなりません。
「読んで意味がわかるからいいや」という読み方になっていないか、ぜひチェックしてあげてくださいね。
日能研4年生・5年生の11月の国語のポイント
日能研の5年生は、随筆文の読解を学習します。
随筆の読解の最大のポイントは、事実と筆者の意見をしっかりと読み分けることです。
どのような事実から、筆者はどのような意見を持つに至ったのか。
ここを問う問題がほとんどですね。
読むときに事実と意見、それぞれに印をしながら読むよう、ぜひお子さんにアドバイスをしてあげてくださいね。
4年生は、物語文の読解を学ぶ1ヶ月になります。
物語文の読解法の1つに「映像化」があります。
物語の情景や登場人物などを、ありありと映像のように思い浮かべるという方法です。
ぜひお子さんに「この子(登場人物)はどんな顔をしているの?」「どんな服装?」といった質問をしてみてください。
四谷大塚・早稲アカ4年生・5年生の11月の国語のポイント
四谷大塚・早稲アカの5年生も、11月は随筆文の読解を学ぶ月になります。
塾が違っても、5年生のこの時期に随筆を学ぶというのは興味深いですね。
随筆の読解のポイントは、事実と意見を読み分けることですが、事実は多くの場合、筆者の経験という形で表現されます。
その経験をもとに、筆者はどのような考えを持つようになったのかをしっかり読み取っていきましょう。
筆者の経験部分は物語文の読解、そして筆者の意見が述べられている部分は論説文の読解に近い読み方が求められますね。
4年生は11月、物語文の読解中心の学習になります。
物語文の読解では、情景を映像のようにありありと思い浮かべる「映像化」、そして場面の変化や描写から登場人物の心情(の変化)を読み取る、といった読み方が求められます。
各塾、4年生のうちは物語文の読解が中心ですが、上記のような「読解法」をしっかり身につけることが大切だということを、しっかりお子さんに伝えてあげましょう。
浜学園4年生・5年生の11月の国語のポイント
浜学園の5年生も、11月は随筆の読解を学習します。
事実と意見を読み分けること、そしてそのために、読みながら「どこに事実が書かれていて、どこに筆者の意見が書かれているのか、それぞれに印をつけながら読むことをアドバイスしてあげてください。
またもう一歩突っ込んで、筆者の意見を読んで「この筆者はどのような人なの?」ということを考えさせるのもいいですね。
4年生は、文法を学ぶ1ヶ月です。
名詞や動詞だけでなく、連体詞、副詞、形容詞、形容動詞、助詞や助動詞までさまざまな品詞を学習します。
文法については短期間ですべてを完璧にマスターするのは難しく、それを織り込み済みで学習することをオススメしています(理科や社会の暗期についても似たことが言えますね)。
たとえば公開テスト前などに「今回は名詞、そして動詞の活用までを復習してテストに臨もう」といった具合に、テスト対策も兼ねて復習するのを習慣にするといいですね。
各塾、学習内容も佳境に入ってくる11月。
ぜひ動画を参考にしてくださいね。